戦略「脳」を鍛える−ＢＣＧ流戦略発想の技術−

戦略「脳」を鍛える

戦略とは、「ありたい姿」マイナス「現状」である。つまり、「将来こうありたい」という理想の姿と現状とを比較するとさまざまな差異があり、この差を埋めていく道筋が戦略であると定義できる。

ユニークな戦略＝定石＋インサイト
定石＝アカデミックな戦略論：企業の勝ちパターンをミクロ経済学の視点で定量的に分析
インサイト＝勝てる戦略の構築に必要な頭の使い方、ならびにその結果として得られるユニークな視座
　　　　　＝思考のスピード＋モノの見方・思考のツール

効率的に戦略脳を鍛えるためには、自分の頭の使い方にはクセがあり、バイアスがかかっていることを普段から意識し、いつもと違う使い方を積極的にしていかなくてはならない。コンセプトワードの理解、右脳ビジュアルでの仮説立案、左脳での論理的検証、三つともパーフェクトに使える人は少ない。三つのうち自分が比較的弱い部分を探して、その部分を意図的に鍛えていくと思考のスピードアップが実現する。

感想
色々な発想法が紹介されており、かなり参考になった。読むだけで満足するのではなく、何度も読み返して実際に活用していきたい。また、定石を知っていないことにはそれを活用して発展させていくこともできないので、お勧めされていた本から戦略の基本も勉強していきたい。