2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧
日本の分断 私たちの民主主義の未来について (文春新書) 作者:三浦 瑠麗 文藝春秋 Amazon 外交安保リベラル票は、8%と一割を割り込む。立憲民主党がこの8%を共産党と分け合うことにはあまり意味がない。つまり、野党政治家が政権への怒りを表明したSNS投稿で…
新写真論 スマホと顔 (ゲンロン叢書) 作者:大山顕 ゲンロン Amazon 写真によって現在と過去を比べ、その違いを認識したり思い出に浸れたりするのは、スマートフォン以前のカメラでは撮れる量が限られていたからではないか。かつて写真は非常に限られたタイミ…
1年間の会員期間が遂に終了した。まあ、9月末には終わってたんだけど、会誌でもある「ゲンロン12」を読み終えて本当の終了、ということで。 入会した時に立てた目標に沿い、ゲンロン1~10までを購入し、ゲンロンの活動の最初から追っていった。ゲンロン本誌…
新世紀のコミュニズムへ 資本主義の内からの脱出 (NHK出版新書) 作者:大澤 真幸 NHK出版 Amazon (コロナ下での)株価の上昇は、「否認」のメカニズムが働いていることを示している。何が否認されているのか。破局の事実が、である。何の破局か。資本主義…
決定版 一億総ツッコミ時代 (講談社文庫) 作者:マキタスポーツ 講談社 Amazon 日本人の最近の傾向としてメタ的な人が多過ぎると思います。何ごとにも首を深く突っ込まず、冷静に事態を眺めている。引いちゃっているというわけです。一方で「ベタ」というのは…
ゲンロン12 作者:東 浩紀 株式会社ゲンロン Amazon 「訂正可能性の哲学、あるいは新しい公共性について」(東浩紀) ぼくはこの時代においては、なにかについて中途半端に調べ、中途半端にコミットすることの価値を積極的に肯定するべきだと考えている。ぼく…