40歳アリリタ(早期退職)達成者のブログ

メインは書評(自分語り)。色々と経験する中で自分の生き方が固まり、2014/11/02の記事を集大成に方針確定。2020年3月末、40歳にてアリリタ達成!

2022-01-01から1年間の記事一覧

【番外編】2022年の振り返り 読書まとめ1

2022年の読書を振り返る。去年139冊読んだのに対して、今年は79冊読んだ(43%減)。読書時間は去年623hに対し、今年は352h(43%減)。大幅減ではあるけれど、これは去年が異常に多かっただけ。歴代でみれば3番目の多さ。アリリタ生活3年目にしてようやく日々…

【番外編】2022年の振り返り 旅行まとめ

対馬・城山(金田城跡)頂上より 前々から行きたいと思っていた対馬・壱岐。帚木さんの本「襲来」を読み、その勢いに乗って訪問。ここは韓国からの訪問客が多い場所なんだけど、コロナ下で渡航が制限されている今、行っておく方がスムーズだろう、ってのもあ…

戦国武将、虚像と実像

戦国武将、虚像と実像 (角川新書) 作者:呉座 勇一 KADOKAWA Amazon 「悪名は無名に勝る」という言葉があるが、明治期の信長は、悪役的な人気すらなかったのである。織田信長が大英雄として脚光を浴びるきっかけを作ったのは、徳富蘇峰の『近世日本国民史』(…

日日是好日

日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ― (新潮文庫) 作者:森下典子 新潮社 Amazon 私たちは、ますますわからなくなるお点前を繰り返しながら、和菓子を食べ、道具に触り、花を眺め、掛け軸から吹いてくる風や水を感じた。今という季節を、視覚、…

徒然草

新版 徒然草 現代語訳付き (角川ソフィア文庫) 作者:兼好法師 KADOKAWA Amazon 第38段名誉欲と利欲とに酷使されて、心静かに過ごす暇もなく、一生を苦しんで終わるのは愚かなことである。あらゆることはみな正体がなく空虚なものである。論ずるに足りないし…

おくのほそ道(全)

おくのほそ道(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス) KADOKAWA Amazon 『おくのほそ道』の旅費ゆうに百万円を越す高額と推測され、とても乞食行脚などという貧乏旅行ではなかった。実際、金払いはよく、馬に…

芸術起業論

芸術起業論 (幻冬舎文庫) 作者:村上隆 幻冬舎 Amazon 欧米の芸術の世界は、確固たる不文律が存在しており、ガチガチに整備されております。そのルールに沿わない作品は「評価の対象外」となり、芸術とは受けとめられません。知的な「しかけ」や「ゲーム」を…

監視資本主義

監視資本主義―人類の未来を賭けた闘い 作者:ショシャナ・ズボフ 東洋経済新報社 Amazon 個人情報の供給ルートアンドロイド携帯、グーグル検索、Gメール、グーグルペイ、ユーチューブ、グーグルマップ、グーグルフォト 知識はわたしたちを自由にするのではな…

史上最強の哲学入門

史上最強の哲学入門 作者:飲茶 河出書房新社 Amazon 第一ラウンド 真理の『真理』1.プロタゴラス(紀元前485-410) 相対主義2.ソクラテス(紀元前469-399) 無知の知 →無知を自覚してこそ「真理を知りたいと願う熱い気持ち」がわき起こる3.デカルト(1…

最澄と徳一

最澄と徳一 仏教史上最大の対決 (岩波新書) 作者:師 茂樹 岩波書店 Amazon 日本仏教を形作った「共許」最澄は、どれか一つの宗だけがあればよい、という考えではなく、三論宗と法相宗、あるいは南都六宗のような、考え方が異なる複数の宗が並立しているから…

科学するブッダ

科学するブッダ 犀の角たち (角川ソフィア文庫) 作者:佐々木 閑 KADOKAWA Amazon 感想 2016年のベストスゴ本に選出された本。チェックしてから長いこと放置されていた本書だけど、遂に読む機会を得ることが出来た。そして、とても面白い本だった!スゴ本はち…

「縮み」志向の日本人

「縮み」志向の日本人 (講談社学術文庫) 作者:李 御寧 講談社 Amazon 真に日本的なものを発見するためには、欧米の眼ばかりでなく、言語、風俗、文化などが酷似しており、またむかし日本文化にも大きな影響を与えた韓国の眼をこそ通すべき。ルイス・フロイス…

お洒落極道・最終編

お洒落極道・最終編 作者:島地勝彦 小学館 Amazon わたしはキャンドルの光をみていると原始人に戻るような気がしてならない。部屋全体の電灯の明かりを調光器で落として、リモコンで一斉にキャンドルを点けると、原始人の洞窟のような雰囲気になって、こころ…

反穀物の人類史

反穀物の人類史――国家誕生のディープヒストリー 作者:ジェームズ・C・スコット みすず書房 Amazon ほぼすべての古典的国家が雑穀を含めた穀物を基礎としていたということは、まさに衝撃的だ。歴史はキャッサバ国家を記録していないし、イモ国家もない。これ…

読書について

読書について 作者:小林 秀雄 中央公論新社 Amazon 鑑賞家に二つの誘惑がやって来ます。一つは批評の誘惑です。なまじっか意見がある為に広くものを味わう心が衰弱してしまうのです。意見に準じて全てを観賞しようとして知らず知らずのうちに、自分の意見に…

FACTFULNESS

FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 作者:ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド 日経BP Amazon 瞬時に何かを判断する本能と、ドラマチックな物語を求める本能が、…

スマホ脳

スマホ脳(新潮新書) 作者:アンデシュ・ハンセン 新潮社 Amazon 周囲の環境を理解するほど、生き延びられる可能性が高まる―その結果、自然は人間に、新しい情報を探そうとする本能を与えた。この本能の裏にある脳内物質は何だろうか。そう、ドーパミンだ。…

【番外編】2021年の振り返り3 資産まとめ

2021年の資産状況をまとめてみた。 資産割合(昨年割合) 現預金 48.9% (55.9%) 日本株 3.5% (3.5%) 外国株 23.5% (15.8%) 外国債券 13.7% (13.9%) 年金 10.2% (10.9%) アリリタし定期収入が無くなったにも関わらず、総資産は増加。税金や生活費は…