おくのほそ道(全)
『おくのほそ道』の旅費
ゆうに百万円を越す高額と推測され、とても乞食行脚などという貧乏旅行ではなかった。実際、金払いはよく、馬にも船にも乗り、案内人や運搬人も雇っている。その資金は、芭蕉庵の売却や俳諧の教授料などでまかなったが、富裕な門人たちの援助によることが多かったと思われる。
感想
詩を読むような嗜み・趣味は持っていないけれど。世捨て人の観点から深く世を眺め、心豊かに、真の自由を獲得していきたい。まあ、ネットが使える現代では田舎に引き籠っても真の隠者には当たらないわけだけど。
旅に赴き、その場で感じる心を書き留めるような生き方、早くやりたいと思っているんだけど。僕が出発できるのはいつになることか。芭蕉がおくのほそ道に出掛けたのは46歳の時。それより早くには始めたいなあ。いつものオリエンテーリングみたく忙しない旅ではなく、ゆっくりと噛み締めながらの旅をしてみたい。でも、僕の性格的に無理かもしれないなあ。
芭蕉が辿った地点を訪れる時くらいは、本の記述を思い起こしながら巡りたい。