40歳アリリタ(早期退職)達成者のブログ

メインは書評(自分語り)。色々と経験する中で自分の生き方が固まり、2014/11/02の記事を集大成に方針確定。2020年3月末、40歳にてアリリタ達成!

ゲンロン友の会第11期を終えての感想

1年間の会員期間が遂に終了した。まあ、9月末には終わってたんだけど、会誌でもある「ゲンロン12」を読み終えて本当の終了、ということで。

入会した時に立てた目標に沿い、ゲンロン1~10までを購入し、ゲンロンの活動の最初から追っていった。ゲンロン本誌は読むのに時間がかかり、一気に読むことが出来ない。しかも、そこで取り上げられた本も並行して読み進めていったし。期間後半、追い立てられるように読み進めていった面もあったけど、平均して満遍なく哲学・批評に触れる、まさに親しんだ1年となった。9月頭にはシラス会員にもなり、3~9月に放送された7ヶ月分の番組を一気に視聴。最後のラストスパートでまさに哲学・批評漬け。おまけにオンライン友の会総会にも参加。この上なく、目標達成したと言えるだろう。

改めて、新しい考え・思想に触れることの新鮮さと喜び、自分の頭を活性化させることの困難さと喜び、議論が重ねられていく様を見ることの興奮と喜びを、骨の髄まで堪能することができた。

本当、あの時、友の会に入ることを呼びかける番組を見ることが出来、ついつい入ってしまった、その偶然には感謝したい。一本芯の通った1年を過ごせたからな。これが無かったら、どんな無為な時間を過ごしただろうとも思ってしまう。やっぱり人間、何かしらの方針なり目標なりを掲げないといけないな。アリリタという大目標を失ったこれからは、適宜テーマを設定し、有意義に時間を使っていきたい。

 

これだけのものを得たんだから、友の会を延長するのも一つの選択肢だったんだけどね。東さんが入会を呼びかける番組(2021年9月30日放送)、今回も視聴したわけだし。ただ、来年は哲学以外にも目を向けたいというか。哲学・批評ってのは、常に触れ続けるものではなく、たまに立ち止まって過去を振り返り、未来を見つめるためのものだとも思うし。

番組の中で東さんが、「入会してもらうことで、応援してくれる人がいることを目に見えて実感できる。言葉がちゃんと届いている、響いていることを確認することで、今後の活動の活力となる。」と言っていた。

でも東さんは、観光客的な関わりが大事だとも主張している。常に一緒にいる仲間ではなく、ふらっと何かの折に立ち寄る、利害関係のない観光客の振舞い・関わりこそが、共同体の持続性を担保するのだ、と。僕は旅好きだしね。そういう仕方で今後とも関わっていきたい。