突破するアイデア力 ~脱常識の発想トレーニング~ (宝島社新書)
- 作者: 三谷宏治
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2006/09/08
- メディア: 新書
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人と自分は何が違い、自分は何をウリにしていけるのだろうか。自分はどんなスキルがあって、そのレベルは如何ほどのものなのだろう。マスターかそれともエキスパートか。また、どうやったらそれを伸ばせるのだろうか。自分が出して評価されたアウトプットは、どこがよかったのか。その良かったポイントを敢えて抽象化・普遍化・コンセプト化するとどうなるのか。相手にうけたことは、そのままで終わらせず、なぜうけたのか、「ウケ」を科学する。そうして普遍化することで、次のうけに繋がるだろう。
自身の身に付いた「暗黙知」を、意識して「形式知」に変えていこう。もちろん得たものの全てを形式化できるわけではない。それでもその努力はきっと報われるだろう。自分を科学することで、結果が出ないときに修正が効くようになる。「なぜだか調子が出ません」では済まされない世界での、よるべとなるだろう。また、自分を科学し、言葉と方程式に還元することで、自分のスキルを人に、もっと効率的に伝えられるようになる。これも指導的立場を取る上でとても重要な力だ。
感想
経営コンサルティングによる、生活の至るところから学びを得られることを説いた本。SF、歴史、漫画、旅行、失敗、家造り、家族など。僕も、一つの行動を一つの目的のためだけに遂行するのではなく、色々な場面に応用できるように様々な角度から吸収したい。
自分の人生全部がそのまま全て自分の学びに繋がっていければいいなあ。そういう「良い目」を持った人間になりたい。効率ばかりを追求する今の僕みたいな思考回路からは脱皮していきたい。
まずはそういう意識・願望を持つことから始めるのがいいのかな。全ての情報が繋がっていく様子を想像するとワクワクする。自分だけでなく、会社全体とか日本全体、人類全体に広がっていったらさらに面白いなあ。