- 作者: 加藤昌治
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2003/04/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 37人 クリック: 305回
- この商品を含むブログ (291件) を見る
・今あなたが集めたい情報とは何でしょうか?
・何を解決しなければいけないのでしょうか?
まずはそれを頭にしっかりと刻んでください。
アイデア出しに詰まった時の突破方法。それは「問いかけ方」を変えてみることです。ビジネスに正解がないのは、質問の設定が毎回違うから、あるいは受け止め方によって問われている課題が異なって見えるから、です。ならば質問を自分で作ってしまうのです。より正確に言うと、与えられた課題を変えてみる、ずらしてみることです。
活字やテレビはやはり間接的なメディア。リアルでライブな環境から身体全体で受け取るナマ情報もやっぱり欠かせません。五感がフル活用されてしまう場所へ、出かけてください。ちょっとだけ雰囲気を感じに行く、空気だけを吸いに足を向けてみる。もうそれだけで身体はたくさん感じ取ってくれるはずです。踊りが苦手だからクラブに行くのは億劫なあなた。踊らなくていいですよ。取材する感覚でのぞいてきてください。いつもの自分、自分の好みや得意技があって、そこに本当に時々、ちょっぴり違う何かを放り込めればそれで十分です。来たもの拒まず、ぐらいの感覚で。チャンスがあったら小無理、してください。
感想
アイデア出しの様々なツールについての解説。カラーバス、周りの会話に聞き耳を立てる、フォトリーディング、ポストイット、マンダラート、マインドマップ、連想ゲームなど。
特に新しい方法ではないんだけど、一番大事なのは、それを実際に試して、自分のものとして、いつでも自動的に頭がそれを開始してしまうような状態まで持っていくこと。読んだだけじゃ駄目で実行しなければ意味がない、ってのは、多くの自己啓発書でも指摘されていることなんだけどね。それだけ難しいってことだ。
あと、どんなことを思いつきたいのか・解決したいのか、という問題意識がないことには、どんな気付きもスルーしてしまう。問題設定も大事なポイントだ。僕としては、「人間の能力の有効活用・相乗効果の生み出し方」ってのをテーマにしたい。これくらい大きなテーマのほうが、自分自身にも、部署にも、会社にも色々と当てはめて考えることができるしな。
あとは、このテーマを常に頭の片隅に置きながら行動すること。そうして思いついたアイデアを、色々なツールを使って膨らませていきたい。何でも習慣化させることが大きな力を生む。その力は僕自身、実証済みだ。絶対に、アイデア出しの方法を習慣化させてみせる。