「日本の経営」を創る
- 作者: 三枝匡,伊丹敬之
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2008/11/22
- メディア: 単行本
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各部署がつながらない。つまり部署と部署の間で問題が停滞していることに気付いたんですね。これが負け戦の原因だと。考えてみれば、顧客や競争相手のことを意識しながら、全社員がきちんとストーリーや心を合わせて実行すれば、事業は強くなるはずなんです。
私は、経営改革の基本的視点はこれだと思いました。部署と部署をつなぐ戦略ストーリーを組み立て、皆がそれに乗ってくるように巻き込み、競争相手への対抗策や新商品立ち上げなどの打ち手がスムーズに社外に打ち出されていくようになってくると、社内は俄然元気が出てくる。
感想
三枝さんの本は今まで2冊読んできて、結構面白いな、と思ってきたんだけど、この伊丹さんの本も気になるなあ。今後借りて読んでみよう。
もろ経営者の視点というか、経営改革者の視点での話なんで、全ての部分を今すぐ当てはめることはできないんだけど、自分の戦略をより深めていくためにも、今のうちに自分の血肉としておきたい。経験の概念化なんかは今でもできる部分だろうし、そういうことを意識してやっていきたい。