クオータリー マグナカルタ Vol.03 SUMMER 2013
- 作者: 島地勝彦
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2013/06/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これから有望か絶望かというのは、もう産業とか業界とかの単位では決まらずに、個々の個別具体的な企業が、新しい文化を開発する、一連のプロセスをうまく回せるか否かにかかっています。それができるかどうかで、同じ業界にいても大成功と大失敗に分かれることになります。
そして強調したいのは、こういう新しい文化の開発による新しい市場の創造には、必ずしも技術革新は必要ないということです。いまの時代、産業の発達に重要なのは「問題自体を新しく設定する」ということなのに、産業に関する議論があまりに技術ばかりを前提にしすぎていて、価値の開発に焦点を当てられなくなっている。それでは当然、成算が少なくなる。
「ITエンジニア 及川卓也の思考回路」
近未来の三つの仕事。クリエイティブな仕事を行う人。機械。機械で行うとかえって効率が悪い仕事をする人。この三つで社会システムが構成されるようになるのかもしれない。
ビッグデータの進歩が著しい現時点で起きていることは、今までの「革命」とそのスケールにおいて異なる。産業革命以来、機械は大きな物理的パワーの発揮や、絶え間ない反復作業など、人間には不可能なことを可能にした。しかし同時に、そこには機械では不可能な、人間にしかできない仕事の領域があった。思考や学習が必要だと思われるような仕事だ。だが現在、急速にその領域が狭まってきている。
感想
マグナカルタ第三号。色々な記事があったわけだけど、やっぱり僕は、今後の世界がどうなるかってのに興味があるなあ。
残る仕事は何なのか、どういうことが求められるのか。それを考えていくのと合わせ、淘汰された時の備えもしていく。とはいえ、自分に適性のあることしか上手くやれるはずもないし。それが上手く嵌る立ち位置に自分を持っていきたいもんだ。流れに身を任せつつ。