5:23起床、6:35出発
最後の長州藩主であり、明治維新後は公爵になった毛利元徳により1916年に建造された本邸と庭園。代々の藩主が住んだわけじゃないのでそこまで歴史があるわけじゃないけど、さすがに格式高い。江戸時代からの和風な書院作りに、洋風のシャンデリアや化粧室なんかが組み合わさってるのは、まさに時代の変化を現していて面白い。庭園も見事だった。
ただ、元々ここには徳川家康起請文(徳川家康が防長2か国を与える旨を誓った誓約文)を目当てに来たんだけど。うっかりしてたけど、博物館ってのは時期によって展示を変えるからね。今回は残念ながら見ることが出来ず。前にも同じような失敗をしたことがあったし、ちゃんと展示内容を事前に調べないとダメだな。
平家が壇ノ浦の戦いで敗れた際、関門海峡に入水した安徳天皇を祀る神社。平家一門の墓もある。前身の阿弥陀寺は「耳なし芳一」の舞台となっており、芳一像が奉納されていたのも興味深い。色々と歴史が詰まっている。残念ながら社殿は大戦で焼失し、1965年に新造されたものなんだけどね。海沿いの立地と、朱塗りの建物が映える、気持ちの良い神社だった。
前々から行ってみたかった巌流島。フェリーの時間が限られているので調整が大変だったけど、今回行っておきたかったんで達成できて良かった。もちろん当時のものが残っているわけはないけど、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の場面の像があるのは嬉しい。前に読んだ宮本武蔵の本を思い返しながら見学。
軽食「唐戸市場」
巌流島に行く前にちらっと通ったんだけど、その際は物凄い行列が出来ていたのに、今はだいぶ閑散としていた。そして軒並み商品は売り切れていた。そりゃあそうなるか。失敗したね。まあ、あの行列に並ぶ気はしなかったし、ここを目当てにしていたわけでもないし、そこまで残念ではないけど。最後の1パックとして割引で売られていたフグの唐揚げを購入。いい思い出にもなるし、小腹も空いてるし。骨が盛り沢山で食べにくいのが難点だったけど、とても香ばしく、美味しかった。
223.手向山公園 (福岡県北九州市)
巌流島に行ったからにはセットで訪問したかった。ここには小倉碑文がある。宮本武蔵の養子の伊織が建てた碑で、武蔵の生涯の事績を伝える一級資料。本でも紹介されていた碑文だけど、実物を見れて満足。合わせて、公園内にある伊織の墓も訪問しておいた。
自宅
ついに帰り着いた家。あまりに久しぶり過ぎて、違和感ばりばり。「あれ、こんな家だったっけ?」って気分を味わった。この感覚は新鮮すぎるな。人の慣れってのは凄いな。明日からは雨らしいし、色々調整したいこともあるし、しばらくは家でのんびりして英気を養おう。
出費:3582円 291km走行