40歳アリリタ(早期退職)達成者のブログ

メインは書評(自分語り)。色々と経験する中で自分の生き方が固まり、2014/11/02の記事を集大成に方針確定。2020年3月末、40歳にてアリリタ達成!

行動分析学マネジメント

行動分析学マネジメント-人と組織を変える方法論

行動分析学マネジメント-人と組織を変える方法論

社員達が発言するたびに、サカモトは必ず何らかのリアクションを返す。発言の直前は、無表情だ。しかし、発言した途端に、必ずポジティブなリアクションを返す。この発言直前の無表情から、発言直後の明るい笑顔とポジティブな応答への変化―これがミーティングをがらりと変えた。ただそれだけである。しかし、これこそが、人間の行動を昂揚させる、最も重要かつ基本的な行動改善の技法である。

笑顔と感謝は非常に優れた好子だ。なぜなら、いつでも、どこでも、行動のまさに直後に与えることができるからだ。リーダーは相手のどのような行動を引き出すことが重要かを考え、それを自然な好子で強化していくことを何より考えなければならない。

大抵の人は「何をすべきか」を考えることはできるが、それを「どうやったら、うまくできるか」についての知恵がない。結局、物事がうまくいくかどうかは、それを行なう人々の心一つにかかっている。同じ仕事でも、楽しく早く効果的にできるやり方と、つまらなく非効率でやたら時間のかかるやり方もある。普通の会社では、そんなことまで気にしない。でも実は、そこにこそ成功と失敗の分かれ目があるんだと思う。そして、その差を分ける鍵は、どうやら行動分析学にある。


感想
かなり面白かった。この考え方を取り入れていけば、変わっていく部分が色々とありそうだ。とりあえず、会議においてポジティブな発言には好子を与えて、議論を活発化させるように仕掛けていってみようかな。これ関係の知識についてはもっともっと深めていってみたい。関連図書をさらに読んでみよう。