40歳アリリタ(早期退職)達成者のブログ

メインは書評(自分語り)。色々と経験する中で自分の生き方が固まり、2014/11/02の記事を集大成に方針確定。2020年3月末、40歳にてアリリタ達成!

親から子へ語り継ぎたい日本の神話

日本の神話 親から子へ語り継ぎたい

日本の神話 親から子へ語り継ぎたい

現在、八尺勾玉は東京都の皇居、八咫鏡三重県伊勢神宮の内宮、草薙の剣は愛知県の熱田神宮にお祀りされています。


感想
日本の神話、第二弾。親が子どもに読み聞かせるために作られた本のため、話がすごく分かりやすく書かれている。子どもが読むには良い本なんじゃないかな。ただ、子どもが読むことに配慮したため、若干内容の修正が入っているのがちょっと気になった。綺麗にしすぎというか、良い話にしすぎというか。イザナギが黄泉の国から逃げるところとか、アマテラスとスサノオの賭けのところとか。その他諸々。表現をオブラートに包むだけじゃなく、人物像やストーリーまで改変しちゃうのはどうなんだろう。
読み方は人それぞれだし、日本の神話からどんな教訓を引き出すかはその人の自由だけど、自分の思いを読み込んで、勝手な解釈を下してしまう過ちは避けていきたいよな。まあ、そこまで大げさな話じゃないだろうけどさ。著者だってそんなことは百も承知でやっているんだろうし。まあ、導入編としてはこれでもいいんじゃないかな。確かに良いこと言ってるんだし、目くじら立てるようなことでもないよな。
それに、古事記日本書紀といった神話自体も、自分たちの正統性や実力を喧伝するって目的のために脚色・創作されたものなんだし、同じようなものか。(もちろん、それだけじゃないけど。)


(2012.03.09追記)
今日、この本の著者の方が、この記事を引用・解説してくださっているブログを発見した。
りわりんの健康生活
2011年5月20日にアップされているみたいなんで、10ヶ月くらい気付かなかったってことか。見つけたときはすごくびっくりした。丁寧に解説してくださり、ありがとうございます!
それにしても、これがネットの凄さ・怖さだよなあ。僕が書き散らかしたような記事も、それを読んでくださる方々がいるわけだから。僕が素直に思ったことを綴っただけであっても、そこには責任が発生する。頭では分かっていたつもりだけど、これからはより意識していこう。
嬉しかったけど、それ以上にめちゃくちゃ恥ずかしすぎる!