知っておきたい日本の神話
- 作者: 瓜生中
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2007/11/21
- メディア: 文庫
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歴史的には第14代・仲哀天皇までを神話時代の天皇とし、応神天皇以降を古代天皇とする。つまり、応神天皇(4世紀後半)あたりから、史実として実在性を帯びてくると考えられているのである。
記紀の神話の中では天神は伊勢系の神、国神は出雲系の神という図式がある。つまり、天神は大和朝廷の奉祭するアマテラスをはじめとする支配階級の神であり、地神はそれに服従した被支配階級、すなわち各地の豪族が奉祭した神である。
感想
前々から日本の神話について知りたいと思ってきて、ようやくその機会を捉えることができた。ところどころ聞いたことのある話があったが、こうして通しで読むことができて良かった。まあ、この本は古事記そのままの文章ではなくて、分かりやすく編集し、また度々解説も入れてくれているんだけど。おかげで、日本書紀の内容がよく理解できた。最初に読むのに最適の一冊だな。神社の成り立ちや歴史、言葉や地名の由来などの豆知識を色々得ることができた。この本に出てくる神社に行ってみたくなった。近くに行く機会があったときには、是非寄りたい。