40歳アリリタ(早期退職)達成者のブログ

メインは書評(自分語り)。色々と経験する中で自分の生き方が固まり、2014/11/02の記事を集大成に方針確定。2020年3月末、40歳にてアリリタ達成!

クーリエ ジャポン 2011年 7月号

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 07月号 [雑誌]

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 07月号 [雑誌]

「欧州は再生可能エネルギーに移行できるのでしょうか?」
地球温暖化が進むと、ヨーロッパのエネルギー供給に困った問題が起きます。原子力発電所が機能しなくなるのです。日本の原発は沿岸部にあり、海水を冷却水に使用していますが、ヨーロッパの内陸部では、川の水を冷却水に使用しています。2006年に記録的な熱波がヨーロッパを襲った際、川の水の温度が上がりすぎてしまい、冷却水として使用できなくなりました。その結果、夏の電力需要のピーク時にいくつかの原発が運転を止めたことがあるのです。温暖化はこのように、思わぬ形でエネルギー産業に影響を与えることがあります。


「リーダーシップの本質、それは孤独である」
スタンフォード大学のある研究チームが、現代の学生が複数の仕事を効率よくこなす「マルチタスキング」ができる理由を解き明かそうとしました。答えは、予想されたものではありませんでした。学生たちは、マルチタスキングなどできていなかったのです。さらに、マルチタスキングなるものをすればするほど、能力が下がることがわかったのです。
つまり、マルチタスキングは「考えないこと」であるばかりか、思考力を損なうものなのです。「考える」とは、意見をまとめられるまで時間をかけ、集中することです。確かに他人の考えを知り、情報を得ることは役に立ちます。でも、「考える」のとは違います。「考える」とは自分の考えを確立すること、すなわち自分で考えることなのです。


感想
ちょっと前に6月号をアップしたばかりなんだけど、さっそく次号を。図書館で借りるようになって、読書タイミングが不規則になったな。まあ、すぐに読まないと情報が劣化するってものでもないし、構わないけど。
前号に引き続きエネルギー問題についての記事が多く掲載されている。あれだけの大きな出来事だし、読者の興味も惹きやすいし、当然の判断か。ちょっとばかり食傷気味ではあるんだけど。6月号の感想で、「もっと情報を集めたい」って言っておいて、いきなりそれか、って話だけど。土台がしっかりしないままに上に色々な情報を載せても判断しようがないというか。判断の保留が重なって消化不良というか。


話は変わって、「マルチタスキング」なんて出来ないってのは面白い結論だね。僕自身、色々なものを並行してやるよりも、一つずつ一気に消化していくのが好きなスタイルなんで、それが正しかったのかな、と。多くのことに目配りできるってのは目指していきたい特質なんだけど。力が分散しないようなやり方を模索していこう。