日記の魔力−この習慣が人生を劇的に変える−
- 作者: 表三郎
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2004/08/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 56回
- この商品を含むブログ (103件) を見る
日々生きていることを明確に記録していく日記が、逆になぜ生きているのか、何のために生きているのか、何のために生きようとしているのか、という哲学的問いの解答を導き出すことにつながるのである。
自分の将来に対する夢や、これまで自分が持っていた物事の優先順位、それらを踏まえたうえで、これでいいのかと自分ととことん対話する。
日記から自分の思想に関する部分だけを抜き出し、別ファイルにまとめる。思想の軌跡を短時間で追うことができるので、それまで無関係だと思っていたようなものの関係性が見えてきたり、新たな着想がわいたりするのである。こうした重層的な日記の活用が、人生そのものを豊かにしていく。
感想
現段階でも手帳に日記を書く習慣がしっかり形成されているけど、この習慣をもっと効果的に活用したい。この本はサイト「シゴタノ」で紹介されていた本で、自分をより成長させるために日記を有効活用しようという内容らしい。ぜひ知りたいと思って図書館で予約して借りた。
感想を書く必要はないそうだ。そういう書き方をすると、特に真新しい出来事がない日は書くことがなくなってしまう。そうではなく、日常の細かな出来事を書いていく。何時に起きた、何を食べた、誰と会って何を話した、とか。そういった何気ない日常にこそ、自分の全てが詰まっている。代わり映えがしないと思うかもしれない。でもそういった細かい記述を蓄積していくと、変化が良く分かる。
また、時間も記入することで時間を管理できるようになるそうだ。確かに、細かく書いているのに内容が少ない、というのはぼーっとしてるってことだ。振り返って自己反省することによって効率が良くなる。細かく書こうとすればそれを覚えておかなくちゃ、ということで記憶力が強化される。確かにこの方法は面白そうだ。僕も自分の時間をもっと効率的に使って色んなことをしたいと思っていた。パソコンで書くことも勧められていたので、今日から早速日記を書き始めることにしよう。どんな変化がもたらされるのか、とても楽しみだ。
確かに、興味があるからこそ、それに時間を使うのだ。ならばどのように時間を使っているかを調べることで、僕の興味・関心を推し量ることができる。その姿をみて不満に思うかもしれない。日記を付けることで、そうした自分を修正することができる。これは大切なことだ。僕は管理することが好きだし、自分自身を分析するこの習慣は続けていけると思う。そして、過去の自分を振り返り、将来を考慮に入れて修正を図り、よりよい未来を目指して頑張っていきたい。この本に出会えて良かった。