情報を捨てる技術−あふれる情報のどれをどう捨てるか−
情報を捨てる技術―あふれる情報のどれをどう捨てるか (ブルーバックス)
- 作者: 諏訪邦夫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/10
- メディア: 新書
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情報を取り込んでは無駄にするという努力や苦労を経て認識したのは、本質的な事柄と些末な事柄との差、永続的な情報と寿命の短い情報の差です。
⇒寿命の極端に短い情報は即、重要度が低い
繰り返し登場する情報は、必要になったその時点で入手すればよい。しかし、それを入手することの便利さを知らないと、必要な場合も購入しようとしないかもしれない。ですから、時には不要な情報を入手して使い、一見役に立ちそうもない技術をマスターすることも無駄ではない。
手に負えない情報は捨てる。時間もエネルギーも有限ですから、能率よく使わねばなりません。「せっかく手に入れた本だから」という理由でその情報に固執するのはやめましょう。理解できる本は世に溢れています。義理で情報に付き合う意味はありません。
感想
情報の取捨選択は大切だと思う。が、僕はまだ勉強し始めたばかりであり、今は必読書と言われているものを片っ端から読み始めているところで、別に捨てるべき情報はない。今後、必読書を読み終わって、新しく出る情報を自分で選んでいかなくてはいけなくなった段階で、こういうことを念頭に置いていこうと思う。
ただ、この本にも書いてあったように、情報は入手するばかりでいけない。それが自分の血となり肉となり、具体的な行動や思想なりに結実しないことには意味がない。こうやって感想を書いて、自分の中に取り込んだものを吟味することも大切だ。入力だけでなく、出力にも同じくらいの労力をつぎ込んでいきたい。自分の気に入った文章を抜き出し、繰り返し読んで自分のものにし、そこで浮かんだ発想なり思想を、その場で思い浮かんで消えていくに任せず、こうやって文章にすることによって固定化する。そうやって自分の思考を深めていきたい。日々自分を成長させていきたい。後々振り返ったときに、確実に成長した自分を意識できるよう、頑張っていきたい。