ザ・ゴール ２

ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス

人の考えを批判すれば、相手から逆襲を受け、しこりが残る。単なる批判より建設的な批判のほうが厄介だ。人をさらに苛立たせる。

ボトルネック（制約条件）はメーカーの生産現場に限ったことではない。流通やマーケティング、販売などビジネスのありとあらゆる局面に制約条件は存在しており、これを排除していかに効率よく企業活動を運営するかがTOCの本質である。

思考プロセスを一言で言えば、「変化を起こし、実行に移すための手法」である。そして変化を実現するには「何を変えればよいか」「どのような姿に現状を変えればよいか」「どのように変化を起こせばよいか」という質問に答えることが必要になってくる。

感想
前作は工場内でのボトルネック解消を目指した物語だったため、面白い話だったが自分自身では適用できないものだった。ただ、この手法は製造現場に限らず様々な問題に使えるという。それを示したのがこの本だ。様々な問題解消テクニックが提示されており、中には有効に使えるものもありそうだ。対立解消図とか。本を読んで「面白かった」で終わらすのではなく、使わないとな。
この思考プロセスをよりよく理解するため、関連本をいくつか図書館で予約した。繰り返し頭に情報を入れ、定着させたい。