40歳アリリタ(早期退職)達成者のブログ

メインは書評(自分語り)。色々と経験する中で自分の生き方が固まり、2014/11/02の記事を集大成に方針確定。2020年3月末、40歳にてアリリタ達成!

戦略プロフェッショナル

絞りとは、すなわち捨てることである。我々の経営資源には限りがあるから、何もかもやることはできない。この決定を先延ばしにするトップは、いずれやりきれなくなることに無駄な投資を続けていることになる。セグメンテーションは、絞り、捨てるための有効な道具である。

これまで日本の企業は失敗者を許さなかった。しかし、これからは違ってくるのではなかろうか。まず、先駆的な仕事にチャレンジする意欲と能力のあるものを峻別し、できる者にはどんどん機会を与えていかなければ、会社全体が競争に生き抜くことができない時代になりつつある。
そのために、現在の三十代の社員をリスクのある事業にチャレンジさせ、成功と失敗の経験を蓄積させていくことが、将来の戦略展開にとって重要な成功要因になりつつある。もし自分がリーダーシップの取れる人材になりたいと思うなら、三十代を今まで以上にアグレッシブに生き抜く覚悟が必要ではなかろうか。


感想
物語調で話が進んでいくため、楽しく読み進めていくことができた。その中で大切な考え方がすんなりと頭の中に入り込んでくるというか。「ザ・ゴール」みたく。91年発刊ということで内容が古くなっているのではないかと危惧していたんだけど、全然そんなことはなかった。今でも十分に通じる。

それにしても、やっぱりこういうのは今の立場ではなく、経営戦略の立場から考えてみたいなあ。会社の非効率を徹底的に叩き直したい。日に日に思いは募っていく。こういったモチベーションは、今やっている勉強にも身が入っていくし、いいことだ。ようやく手に入れた目標でもあるし。大事に育てていきたい。