40歳アリリタ(早期退職)達成者のブログ

メインは書評(自分語り)。色々と経験する中で自分の生き方が固まり、2014/11/02の記事を集大成に方針確定。2020年3月末、40歳にてアリリタ達成!

検索は、するな。

検索は、するな。

検索は、するな。

三十代の成長には「仕事頭」、つまり残りひとつの骨のある問いに自分なりの答えを出すために、深く考える能力が要求される。人とは違う新しいものをつくり出したり、それまでにない工夫、まだ誰も気付いていない発見をすることが、その人ならではの仕事として求められるからだ。
人は答えを「外」に求めたがるが、本当に大切な答えは常に「自分の頭の中」にある。いや、自分の頭の中にしかない。深く考えることで、自分の頭の中から答えを見つけ出すこと、それが三十代の成長につながるのだ。


どんな人でも、まったく何も考えずに仕事をしている人はいない。どうやったら売り上げが伸びるのか、どうやったら利益が上がるのか、どうやったらもっとよい商品が作れるのか、考えたことのない人はいない。
結果の違いは、そのときどこまで考え、どこから考えなかったのかの違いなのだ。頭の使い方が、「考えている」のではなく、「情報を処理している」だけになってはいないか?個性のない答えで満足しているようでは、考えているとは言えない。


今のことだけを考えるなら、負けるかもしれないチャレンジはしない方がいい。だが、今ベストのことばかりして、今の勝率にだけこだわっていたのでは、いずれ必ず勝てなくなる。だから今のベストではない新しいことにチャレンジしなければならない。


感想
この本には価値がある。自らに取り込まなくてはいけない本質がある。
「何のために仕事をするのか。仕事を通してどういう自分になりたいのか。自分にとっての仕事は何であり、仕事が出来るとはどのようなことを指すのか」
これらについて自分の考えを持ち方向性を固めないと、何も積み上げることはできない。目指すところが分からないとどこにも行けない。これは他の全てにも言えることだな。何事も最初の目標設定や定義づけってのは大切だ。


それから、「思考の窓」についての考えはかなり面白い。素晴らしい例えだな。僕もこれについては無意識にでも取り組んでいた部分があると思う。それがこうやって明確にフレームワーク化されるとさらに分かりやすい。まだまだ削る段階に至るほど多くのものを積み上げてはいないし、どんどん新しいことを吸収していきたいと思っているが、同時に、得たものは順次吟味していって選別咀嚼するのも必要だろう。インプットだけ、洗練だけ、ではいつまで経っても人間が磨かれないし、小さくまとまってしまう。
これからの取り組みに向けて大きな励みとなった本だった。