ハーバード・ビジネス・スクール MBAへの道
ハーバード・ビジネス・スクール―MBAへの道 (丸善ライブラリー)
- 作者: 三輪裕範
- 出版社/メーカー: 丸善
- 発売日: 1998/03
- メディア: 新書
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・自分の言うことが、見当外れではないか、あまりに幼稚なのではないかという羞恥心がある。
・黙っていることは、取るものだけ取って、貢献をしないことだということが分かっていない。
・議論とは、正解ないし良い意見を持った人が、他の人々を説得するためのものと考えているのではないか。外国人にとっては、もともと異なった意見を持つのが当然で、文化的背景にも差異がある各個人が議論を通じて、相互に理解し合い、また共通の部分を求めて何かを作り上げていこうという意味を議論に持たせているようである。だから議論の場で発言しない者は、協力的ではないことになるばかりでなく、ずるいとすら言われる。
ケース分析の上手な人というのは、このケースを分析するにあたって、いったい何が重要な事実であるのかということを常に自問している。ここに出ている数字のうち、いったいどれが重要なもので、どれを深く突っ込んで考えていったらよいのだろう。
もっと優れたケース分析を行なえる人というのは、当該ケースの中で与えられている事実や数字のうち、どれが重要かを判断するだけでなく、そのもう一歩先まで行く。つまり、そのような人というのは、さらに次のように自問するのである。「自分の分析手法からすれば、ケースの中に出ている、出ていないに拘らず、ここで私が必要とする事実や数字とは、いったいどのようなものなのだろうか。」
さらに、その人は、次のように自問することも忘れないだろう。「もし、それらの事実や数字がケースの中に出ていないとするならば、私はそれらに関し、どのような仮定をすることができるだろうか。」
つまり、優れたケース分析を行なえる人というのは、「創造的仮定」が出来る人のことを言うのである。
感想
別にハーバードを目指しているわけではないが、ビジネススクールという場所がどういうことを目指し、何を教えている場所なのか、ということが分かった。
でも、学校に通うまでそれらを全く身に付けられないというわけではない。今の時点で得た知識を実践で少しでも活かしていきたい。ここ1,2年でかなりの知識を蓄えてきたと思う。そろそろそれらを熟成し融合させ、アウトプットしていく段階にも入っているだろう。「思考の総量に比例して人生・仕事は深まる」って言葉もあったし、徹底的に頭を使っていきたい。
それにしても、ハーバード・ビジネス・スクールってところは本当に大変そうだね。かなり怖いけど、そこをくぐり抜けられたら大きく成長できるんだろうなあ。羨ましい。でも、どんな場所でも自分の心がけ次第ってところもあるからね。僕も自分の場所で、出来る最大限を目指して全ての物事に取り組んでいきたい。