人間の覚悟
- 作者: 五木寛之
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/11/01
- メディア: 新書
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サッカーやプロ野球チームの応援を目にすると、どうすれば他人の試合にあれだけ熱中し、自分を託すことができるのか不思議ですが、参加しているその瞬間だけは自分は一人ではないのだという感覚を味わっているのかもしれません。
感想
人に頼り過ぎない、期待しない、という生き方は既に僕が実践しているものだし、共感するところはあった。でも別にその思いが強化されたとかさらなる洞察が得られたとかは特になかったので、得るところはあまりなかったかな。後半はなんかその主題から逸れていって若干抵抗もあったし。まあ、それだけ今の僕の生き方が徹底された、堅固なものだということなんだろうか。
「斜に構えた」見方とも言えるわけで、あまり行き過ぎるのは良くないと中庸を心がけてもいるし、著者の先を行ってる部分もあるかも。年の功には叶わない部分もあるけどね。人の色々な考え方を知って、それに自分がどう反応するのかを知りたいという欲求があるので、これからも様々な意見を集めていきたい。僕って、つくづく哲学とか考えることとかが好きなんだなあ。その方向性をもう少し仕事に傾けていきたいなあ。たまに考えたりはするけど、あまり発展性がないんだよなあ。抵抗とか限界を意識しすぎてしまうからかもしれない。それと、以前の思考を土台にして積み上げることをしないからかも。
こうやって書いたことを繰り返し読み返して定着させることが大事かもな。前に書いたことを読み返してみて、改めて感心することってよくあるからな。それって、その時点で、既に過去の自分は他人になっちゃってるんだよね。蓄積されていれば当たり前のこととして受け取るはずだから。いや、確かに奥底にはその思いは持っているんだけど、表出させたその思いをまた奥に戻してしまっているんだな。表に留めておく努力をしないといけないってことか。なにかしらの対策を考えなくちゃ。