草食系ビジネスマンのためのストレスフリー仕事術
- 作者: 奥田弘美
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2009/05/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 2人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
そうして「良くなる」と信じる楽天さが、大きな力を連れてくるのです。その力とは、ひとことでいうと行動力です。楽天的に「私の人生は、絶対に良くなる」と信じ込んでいると、次の一歩を踏み出すことに恐れがなくなります。「この辛い現状も、きっとどうにか打破できるはずだ。だって私は、良くなっていくんだから」という気持ちが勇気を生み出します。そして自分にやれる限りの行動に果敢にチャレンジしつづけるので、彼らの人生は、おのずと変化していくのです。
くよくよと悩むことは確かに辛いことではありますが、決して悪いことではありません。クヨクヨしながらも、「何か解決策があるはずだ」と、試行錯誤しながら探し続けていくことに、大きな価値があるのです。そして、自分なりの解決策を見つけ出したときこそ、それが確実に自分の自信になっていくのだと思います。
くよくよしてもいいから、こうしたらどうか、それが駄目ならああしてみようか、と思考と行動を止めないこと、それが大切です。
感想
草食系ビジネスマンが、ストレスを溜めずに会社で働き続ける方法を綴った本。草食系ってことで読んでみた本だったんだけど、僕は別にストレスなんか溜め込んでいないんだよね。というわけで、特に参考になった箇所というのはなかった。「保護的な親度」が高くなくて、「冷静知的な大人度」が高いせいなんだろうな。もちろん、頼まれれば喜んで助けるし、助けてあげられることは素直に嬉しいんだけど、背負い込む荷物を増やさないようにしていることがストレスフリーにつながっているんだろう。
一人でも十分楽しく過ごせる、他人に価値を認めてもらわなくても、自分自身で自分に価値を見出せる。それだけ自信を持ってるってことなんだろう。まあ、これは絶対評価で認めている価値であって、決して他人と比べての相対評価ではないけど。だからこそ、他人を見下したりするようなことにはならない。
でも、自分に自信を持つためではなく、より自分を高めていくために、今後は人間関係の幅と深さを広げていきたい。