成功の法則92ケ条
- 作者: 三木谷浩史
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/06/01
- メディア: 単行本
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どんな計画であれ、時間的なスケジュールが決まっていなければ、それは計画とは言えない。自分の終わりを考えることを抜きにして、本当の意味での人生の計画は立てられない。そして、本当の意味での人生の計画を立てられない人に、本当の意味で大きな事を成し遂げることはできないのだ。
ビジネスマンの資質として、フットワークの軽さはきわめて重要だ。決断が速い。実行が速い。そして、文字通りフットワークが軽い。今出来ることは、些細なことでも今やってしまう。面倒なことはなおさらだ。やらずにおけば、どんどんやる気がしなくなる。要するに、普通の人が持ち越すことを、絶対に持ち越さない。ビジネスマンの優劣は、能力の差よりもフットワークの差で決まる。フットワークが十分に軽ければ、能力の差を逆転することができるのだ。言い方を換えれば、フットワークの軽さこそが、ビジネス上の重要な能力ということになる。
一日の始まりに、今日の仕事のテーマを具体的に明確にする。これが上手くできている部署は、例外なく成功している。だいたい仕事が失敗するときというのは、なあなあにやっているとき。つまり、仕事に具体性がないときなのだ。今日、何をすべきか。明日、何をやるのか。今日何をするという行動目標が具体的でないと、まず間違いなく失敗する。漠然と仕事に取り組んではいけない。人間は基本的には怠惰な生き物だ。隙あらば、楽をしようとする。その隙を作らないためにも、毎日の始まりに節目を作って、仕事をしようという意欲を掻き立てることが大切なのだ。
感想
楽天の三木谷さんの本。その強引な経営手腕には賛否両論あるみたいだけど、やっぱり一代でここまでの会社を築き上げてきただけあり、その言葉には重みがある。否定的に捉えず、何事も吸収できる部分は取り入れていかないとな。この本で散々取り上げられていた、目標を立てて行動すること。是非徹底したい。毎日の仕事においても。
あと、フットワークの軽さ。言われたことを先延ばしせず、すぐにアウトプットして報告できる人間になりたい。それは信頼を築くことにも繋がるだろう。さらなる要求を受けることもあるだろうが、行動量の増大は将来的に自分の財産になるだろう。これだけでも大きく変われると思う。信頼を深め、将来自分がやりたいことに取り組みやすくなる環境づくりをしておこう。