脳内活性!記憶力を高める
- 作者: 西田一見
- 出版社/メーカー: インデックス・コミュニケーションズ
- 発売日: 2009/02/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 2人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
私がこれまで多くの成功者に会って分かったことは、成功者の誰もが例外なく高いイメージを持っているということです。
素晴らしいアイデアや発明発見など、実はこれらも脳の記憶が関係しています。そもそも独創的な発想や斬新なアイデアは、「こういうものがあったらいいな」「こういうものがあってもいいんじゃないかな」という想像から生まれてきます。想像はイメージですから右脳の分野です。
しかしながら、私たちがデスクに向かってガチガチになって仕事に取り組んでいるときは良いアイデアは浮かんでこないものです。なぜだと思いますか?それは理屈で物事を考え、常識に縛られているからです。
こういった考えは、左脳の分野です。左脳は分析し、過去を考える脳です。左脳で分析しているときにはこれまでの「常識」で判断したり、周囲の「評価」を大切にしたり、「損得」で動いたりしてしまいます。
このような「常識」「評価」「損得」で物事を見てしまうと、既成概念、固定観念に縛られてしまうのです。これでは独創的な発想や斬新なアイデアは生まれるはずもありません。そういった状況から抜け出すには、とにかくイメージを膨らませること。既成概念、固定観念をすべて捨てて、「こういうものがあったらいいな」「こういうものがあってもいいんじゃないかな」という自由な発想で考えるのです。
忘れるタイミングで復習する
忘却曲線(20分後⇒42%忘却、1時間後⇒56%忘却、9時間後⇒64%忘却、1日後⇒74%忘却、7日後⇒77%忘却、1ヵ月後⇒79%忘却)効率よく復習するタイミングは、1時間後から遅くても9時間以内。
目標を脳に意識させるにはどうしたらよいかということですが、それは基本的に「目標を見る」「目標を書く」「目標を読む」の三つのことを行えばよいのです。
ここでの書くとは、書き続けるということです。毎日手帳の隅でよいですから書き続けるのです。なぜわざわざ書かなければいけないのかというと、私たちは書くことによって脳内の情報が整理されます。そして書き続けることでより動機付けが高まり、イメージ力が育てられ、しかも手を動かすことによる刺激が脳にフィードバックされ記憶のネットワークのつながりを深めてくれるからです。
目標を読むときの注意点は黙読ではなく音読をすることです。自分自身に感情を込めて語りかけてください。もちろん自分の目標や夢ですから、絶対に達成するという強い気持ちを込めて読んでください。感情を伴った情報は脳へ強い記憶として残ります。
感想
脳の仕組みを利用しながら、目標を達成させるための方法を綴った本。結構参考になった。僕も2010年の目標を立てたけど、無難とまでは言わないけど、「努力すればなんとか達成できるかな」という範囲の目標だったかも。毎日頭に刻み込んで意識しないと達成できないような高い目標を掲げてみるのも面白かったかもな。まあ、一度立てた目標を変更するのも嫌なので、今年はこれで行くつもり。でも、今年は週ごと、月ごとに達成度合いを振り返るようにしているし、今までにない達成率になりそう。100%目指して頑張っていこう。
アイデア発想では右脳を使うってのは、言われてみれば確かにそうだよなあ。ブレストとかで「くだらないアイデアでもどんどん出す」ってのがあるけど、あれは左脳の呪縛を逃れ、右脳を使って自由に発想するためだったんだな。小さなことだけど、何か知識と知識が繋がったような感じ。ちょっと嬉しい。
僕はすぐに眠れるほうなんで寝方について意識したことはなかったけど、より効果的な眠りを確保するためにも、ちょっと考えてみようかな。今まで何も考えてこなかった分、劇的な効果が出たりして。