40歳アリリタ(早期退職)達成者のブログ

メインは書評(自分語り)。色々と経験する中で自分の生き方が固まり、2014/11/02の記事を集大成に方針確定。2020年3月末、40歳にてアリリタ達成!

王様の速読術

王様の速読術

王様の速読術

王様の速読術では、30分の速読時間を三段階に分けて考える。
第一段階では、プレビューを5分間行う。
第二段階では、5分間で全ページを写真読みしていく。
第三段階では、残りの20分を使ってスキミング法で読んでいく。


速読術によってたくさんの本を短時間に読めるようになったからには、その技術を磨きながら、同時に知性を磨き、できるだけ上質の情報を得るように心がけることをお勧めする。最初からダイヤモンドクラスの上質な情報であれば、あなたがその情報を使って獲得した知識、生み出される創造的アウトプットも、きっと上質なものとなるに違いないからだ。
知識が増えていくにつれ、宝を探す能力も高まる。多数の書籍の中からいい本を選び、それを吸収するとき、あなたの英知指数も向上していくことになるのだ。


時間がないからアウトプットしないというのであれば、なんのために生きているのか、なんのための時間なのか、と問いたい。工夫すれば、どんどんあなたの世界は広がっていくのである。そして小さい一歩でもよい。アウトプットを増やしていこうと決めたときから、あなたの日常生活、そして仕事、さらに人生までも少しずつ豊かになっていくはずだ。
世の中は、だれかがなにかを溜め込むためにあるのではなくて、多くの人が情報をやり取りし、共有し、新しいものを創るためにある。その循環に参加していくことが、わたしたちを豊かにしていくのである。


感想
速読に関する本。「フォーカス・リーディング」に続いて第二段。今年に入ってから、去年の倍くらいのペースで本を読み進めている。特に読むスピードが上がったようにも感じていないんだけど。家でも読む時間が増えたことが原因かな。暇になるとついつい読んでしまう。
前回の感想で、「意図しない出会いも求めている」と書いたけど、この王様の速読術では、そういうのも認めている。ただ、全文を読み進めて行く中でそれを見つけるのではなく、5分間の写真読みのなかで感じろという。なるほどね。確かにその技術が磨かれれば、速読と視野・思考の拡大を両立できるわけだ。それならば学ぶ価値もあるかな。不要部分をばっさり切り捨てるという読み方にはまだ抵抗があるんだけど、そういう意識も改革していかないといけないな。本文にあったように、「悪い情報にいくら時間をかけて関わっても、いい結果は出ない」わけだからな。痛いところを突いてくる。まさにその通りだよなあ。
書店を一冊の本と考えて情報収集するってやり方もなかなか興味深い。本屋ではいつも同じコーナーばかりに立ち寄っているんだけど、全体を見回して世の中の傾向を掴むのも面白そうだ。それから、「良質のアウトプットのためには、良質のインプットが必要」ってのもその通りだよなあ。良質の情報源を見分ける能力を磨いていきたい。そうできるようになれば、成長速度もどんどん上がっていくんだろうな。楽しみだ。
最後に、「アウトプットによって多くの人と情報をやり取りし、共有し、新しいものを創る」という循環に僕も参加したい。このブログも、僕の備忘録といった位置づけで、読んでくれる人のことを考えた作りにはなっていない。それではただの自己満足だよなあ。今の僕程度では人に何かを与えられるほどのものを持っていないかもしれないけど、いつかはそういう存在になりたい。そして、その過程において一緒に切磋琢磨していける仲間に出会えたら、すごく嬉しいなあ。