3年で辞めた若者はどこへ行ったのか
3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書)
- 作者: 城繁幸
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 新書
- 購入: 12人 クリック: 412回
- この商品を含むブログ (275件) を見る
生の充実感とは、自己の個性を発揮し、その動機を達成することでしか得られないものだ。
「とりあえず好きなことにトライするのが人生であり、若さだと思うんです。そういう過程を経ないまま、いつの間にかレールを進んでいたわけですね。回り道や畑違いの経験を積み重ねることで、後から風味が出る、そんな気がします」
ずっとボトルの中だけで過ごしていては、何年経っても味なんて出るわけがない。もし、人生において自分だけの風味を出したいのであれば、大切なのは潮風にあたることだ。
感想
かなり前に読みたいなあと思っていた本だったんだけど、最近この著者が新作を出したことを知り、その流れでこの本を読んでみるか、と思い立ち図書館で借りた。時間が経っていることもあり、すぐに借りることが出来た。
企業内に留まるよりも、そこを飛び出して独立した人たちの話を中心に扱っているため、どうかなと思っていたんだけど、これからの時代、会社を出なくても彼らと同じような意識を持っておくことは必須だと思うし、結構参考になった。新作も早く読んでみたい。