40歳アリリタ(早期退職)達成者のブログ

メインは書評(自分語り)。色々と経験する中で自分の生き方が固まり、2014/11/02の記事を集大成に方針確定。2020年3月末、40歳にてアリリタ達成!

クーリエ ジャポン 2010年 02月号

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 02月号 [雑誌]

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 02月号 [雑誌]

「日本の歴史教育でわかった   近代史は「触らぬ神に祟りなし」
日本の高校生のほとんどは、近代史を学んでいないのだ。最大の原因は、大学入試に近代史があまり出題されない点にある。日本では、近代史は極めてデリケートな政治問題だからだ。社会の関心が集まる大学入試で、論争となっている近代史のそうした部分に触れてしまうと、メディアにたたかれ、右翼勢力の激しい攻撃に晒されるかもしれない。多くの出題者は、そのような冒険を望まないというわけだ。そうして日本の歴史教育関係者のあいだでは、近代史に対して「触らぬ神に祟りなし」という態度をとるようになったのだ。


愚かな判断をしないための6ヵ条
・雑念を取り除く
人間の判断は、往々にして直前に頭に浮かんだ情報の影響を受ける。
・言葉にとらわれない
人間の判断は、問題の提示の仕方によって大きく左右される。
・感情に左右されない
感情はリスクを見積もるときの障害になる場合が多い。
・事実を根拠に考える
自分の信条や意見によって分析の目を曇らせてはならない。
・長期的な影響について注意深く考える
自分が下す判断について「未来の自分」はどう感じるだろうかと考えてみる。頭でそのことを思い描くのではなく、似たような経験をした人に話を聞くのがいい。その選択をした場合、どんなことが起きていくかを頭のなかでイメージしてみよう。
・誰にでも思いつく解決策以外の解決策を考えてみる
頭に最初に浮かんだアイディアで動いてはならない。


感想
これもサイト「スゴ本」で紹介されていた雑誌。これについては定期購読することにした。中に、すごくタイムリーな記事が載っていた。日本の歴史教育についての記事。こうやって攻撃に晒されてきたから、それについて勉強できないようになり、知識を身に付けられず、今の搾取の構造が生まれてしまったんだな。本当に根が深い。だからこそこれだけ長年続いてきたんだろうけど。
社会的な組織においてこの問題を扱うと真正面から攻撃を受けることになるけれど、ネットであれば反対者も対応しにくい。だからこそ2chみたいなネット世界ではこの問題についてよく浸透しているんだろうな。今はまだ、そういうネットのアングラっぽい世界に興味を示すのは若い人中心かもしれないけれど、その世代が育って日本の中核となれば、日本人の持つ常識も修正されていくんだろうな。
圧力に屈しない勢力が誕生することはいいことだ。ただ、そういう世界でも誰かの恣意や思惑が入る余地があるんだから、情報はよく取捨選択していかないとな。これまでのように流され受け入れるだけの人生を送るつもりはない。