生命保険のカラクリ
- 作者: 岩瀬大輔
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/10/17
- メディア: 新書
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保険商品の場合、「セール」や「割引」は法律によって禁じられている。保険会社は契約者に対して、提供するサービスの対価として、必ずそのサービスに相当する保険料を徴収している。「ボーナス」という言葉を聞くと、あたかもプレゼントがもらえるような気持ちになり、「自分へのご褒美」として消費者の心理に刺さるように思える。がしかし、実質は決してボーナスではない。保険会社に対して余分に払い込んでいるひすぎず、それを何年か後にまとめて取り戻しているというカラクリなのである。保険に「無償のサービス」は存在しない。すべては自分が支払っているのである。
がん保険は、がん以外の病気では支払われないという欠点はあるが、家系などでがんが心配な方は、加入を検討すべきである。診断一時金などで100万円、300万円などの大きな金額をもらえるものもある。入院日数が長いものよりも、診断一時金が高いものを選ぶようにする。」
感想
2月末に医療保険についての本を読んだが、今度は生命保険について。今現在生命保険に入るつもりはないんだけど、知らないで後悔することになるのも嫌だし、内実について押さえておくのも悪くないかと思って。結果、今のスタンスで問題はなさそうだな、と。
今の僕には養う人もいないんだし、死亡保険を掛ける意味はない。貯蓄性のある商品にしても、今の低金利状態では全く期待できないし、自分で運用するほうがマシだ。実際にそうしてるしね。将来結婚したとしても入らないだろうな。共働きしてもらうつもりだし。子供が産まれたら考えないといけないけど。
タイトルどおり、生命保険のカラクリが知れてなかなか楽しかった。当分お世話になることはないだろうけど、その備えはできたかな。