落語こてんパン

落語こてんパン

感想
先週に引き続いて落語の本。今回は柳家喬太郎が書いた本。「この落語家を聴け！−いま、観ておきたい噺家５１人−」の中でも注目の落語家として紹介されていた噺家。読みやすくて、落語初心者の僕でも楽しむことができた。ネタ解説もされているんだけど、それよりも勉強会とか寄席での出来とか、落語の舞台裏や噺家の心情が知れて面白かった。
かなり実力のある噺家なのに、あまり受けなかった、とか苦手な演目についてとか、結構謙虚な書き方なんだなあ。弱い部分を見せられるのも、自信の表れってやつなのかな。向上心もあるんだろう。でもそれを表に出さず、飄々と成果を積み上げていく、って感じなのかな。この人の落語はまだ見たことがないんで、早速チェックしてみよう。