明日は誰のものか イノベーションの最終解
明日は誰のものか イノベーションの最終解 (Harvard business school press)
- 作者: クレイトン・M・クリステンセン,スコット・D・アンソニー,エリック・A・ロス,宮本喜一
- 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
- 発売日: 2005/09/16
- メディア: 単行本
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イノベーションの理論を使って産業の変化を予見する方法
①変化のシグナルを探す。具体的には、業界の環境にまつわる様々な変化を、あるいは新しい手法を駆使して非消費者、満足度不足の顧客、そして満足度過剰の顧客に売り込んでいる企業を教えてくれているシグナルだ。
②競争のための戦いを評価する。そのためには、ことの実態を把握し、そして誰が自分たちの味方になる不均等の矛や盾を持っているのかを見きわめようとしているさまざまな企業を比較する。
③企業が下す重要な戦略的決断に注目する。具体的には、その企業にとって、破壊のプロセスをうまく管理できる可能性が高くなるのか低くなるのかを左右する決断だ。
感想
「イノベーションのジレンマ」を書いた著者による第三弾の著書。一作目、二作目を読んだ時には、その新しい考えに興奮し、この考えを取り入れて仕事をしていきたいと意欲に燃えたものだけど。さすがに三作目となるとマンネリ化してきたというか。著者も自分の考えを発展させようと頑張っているんだろうけど、細部に入り込みすぎというか、学術的すぎるというか。はっきり言うと難しくて、理解しづらかった。
まあこれは、僕の読解力が足りないのが原因だろう。それと、この本を2年前に購入して以来、積み本や図書館で借りた本が切れたときの繋ぎとして読んできたため、内容がぶつ切れになってしまったし。初めのほうなんて忘れてるからな。当然の結果だろう。
それでも面白い指摘はあったし、活用できそうな場面に直面した時は、この本の存在を思い出すことにしよう。