愛すべきあつかましさ

愛すべきあつかましさ (小学館101新書)

愛すべきあつかましさの本質とは、じつは相手への思いやりや想像力、ときに相手をすべて受け入れる包容力に立脚していなければ、それはたんに、相手を傷つけてしまう「ドあつかましさ」にしかならないのである。

最初はカラ元気でもいいから、元気のダイナモのスイッチをオンにすることである。まず、愛すべきあつかましさで人に会うことからはじめようではないか。感情がなにかに反応して、ちょっとだけ感動しただけで、本物の元気なダイナモが動き出す。こうなったらしめたものだ。君は愛すべきあつかましい人間に変貌している。そして愛すべきあつかましさをもって一歩踏み出せば、相手は驚きつつも感銘してくれる。その運命的な出会いが、君の人生を上昇気流に乗せてくれるはずだ。

感想
島地さんの本だからってことで読んでみた。今までの本や日経アソシエオンラインでの記事で読んだことのあるエピソードも多かったけど、それはまあ、本のタイトルに沿って編集し直したものなんで仕方ないのかな。本人もそれを分かってて、本の最後に、「まあ、わたしのこういう生まれもった愛すべきあつかましさをご寛恕（許す）してくだされまじくや。わたしの人生はそういうものだ。」と言って、そのこと自体も「愛すべきあつかましさ」に含めてしまっていたし。当然、こちらも喜んでそれを受け入れるんだけどね。

人との出会い・関わりがないと、「あつかましさ」の発揮のしようがない。僕もまずそこから始めていかないといけないよなあ。まあ、昔に比べたら格段に改善されたと思うけどね。初めての人と会うことを避けることはなくなったし。一応は成長してるんだろう。まだ、自分から求めていくところまでは行けてないんだけど。今後どうにかなるのかなあ。それを望んでいるのなら、いつかは辿り着くだろう。

やっぱり島地さんはいいなあ。人生を全力で、体当たりで生きてるっぽいのが。すぐに忘れてしまう面なんで、こうして定期的に思い返していかないと。