日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか
- 作者: 竹田恒泰
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2010/12/01
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竹田さんが書いた本、4冊目。Amazonでの評価はこの本が一番いいみたいだな。実際、読んでみてかなり面白かった。
日本は「世界に良い影響を与えている国」として過去5年間、最上位を占めつづけている。日本人が海外から評価されているってのは嬉しいことだ。本当、日本のマスコミは日本の悪いところばかり自国民に宣伝して、良いところを伝えないからな。暗くなる一方。もっと日本人としての誇りを持たせてほしいよ。人間の生存本能・危機本能なんかが、選択的に悪い情報を求めてしまうのかなあ。それにしたって日本人はやり過ぎなんじゃないだろうか。
海外の人達は、そんな日本からのアピールに惑わされず、ちゃんと評価してくれて有難いな。まあ、「ベストツーリスト」に3年連続選ばれているのは、日本人があまり英語が出来ず、文句もあまり言えないからってのが大きそうな気もするけどね。
日本は「和の国」といわれる。和は妥協して同化することではない。「論語」に収録されている次の孔子の言葉は「和」の真髄を見事に言い表している。
「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」
僕の5つの資質の中に調和性ってのがあるが、やっぱりこれこそ日本人が持つべき特質だよね。同じ「和」の心を持つ人達と共に、穏やかに、そしてお互いに尊重し合って生きていきたいもんだ。
伊勢神宮の御正殿の棟持柱の話も面白かった。今年の夏か秋には伊勢神宮に行きたいと思っているし、いい豆知識が得られた。ちゃんとチェックしてこようっと。
著者が、日本大好きってのがすごく伝わってきて気持ち良かった。日本について、今まで知らなかったことも知れて勉強になった。僕も日本の歴史や文化は素晴らしいものだと思っているし、もっともっと色々なことを知っていきたい。大事にしていきたい。
地震によって傷ついている今だからこそ、読む価値のある一冊だと思った。