40歳アリリタ(早期退職)達成者のブログ

メインは書評(自分語り)。色々と経験する中で自分の生き方が固まり、2014/11/02の記事を集大成に方針確定。2020年3月末、40歳にてアリリタ達成!

ラクガキ・マスター−描くことが楽しくなる絵のキホン−

ラクガキ・マスター 描くことが楽しくなる絵のキホン

ラクガキ・マスター 描くことが楽しくなる絵のキホン

絵を描くということは、まず、頭の中に描くべきイメージがあって、それを紙の上に描き出すことである。そんなふうに考えている人が多いかもしれませんが、実際にはその逆です。
イメージが絵になるのではなくて、絵がイメージをつくってくれる。
自分の絵が、僕のわかっていないことや足りないところを教えてくれます。それを、自分の眼で見たり、調べたり、推測したりしながら絵を描き直していくことで、頭の中のイメージがハッキリとクリアーになる。
だから、絵が完成したとき、本当に完成したのは、紙の上の絵ではなくて、頭の中のイメージなのです。


「どうやったら絵が上手くなりますか?」とたまに聞かれるのですが、好きなものを描けばいいのです。ところが、どういうわけか、絵は特別な何かを描かなければいけないと思われているフシがあります。自分が好きなものを素直に描くだけで、いい絵になるのに、個性的じゃなきゃとか、想像力を働かせなきゃとか、そういうことで描くのが絵だと思われているらしい。個性なんて自分では制御できません。想像力は、何かものすごく好きになることの先にあるものだと思います。


感想
人の行動ってのは大体パターン化してくるもの。考える手間が省けるし、そもそも自分が好きで、やりやすいように選んだ結果だからな。それが悪いってわけじゃない。同じことを繰り返すことで習熟するってのもあるし。色々なものに手を出して、結局何も身に付かないのは最悪だからな。
僕も、仕事が終わってからの行動パターンとか、休日の行動パターンが代わり映えしなくなってきたのを感じる。別に、マンネリに陥ってるってわけじゃないんだけど。でも、同じ行動を取っていては、同じ結果しか得られない。この世の中には、自分が知らない楽しみが山ほど溢れている。同じところに留まっていては、その存在すら知ることができない。そういうわけで、少しずつでも新しいことに挑戦していきたいと思っている。
絵を描くことも、僕の中では前々からちょっと憧れていたこと。対象物を見ながら描くのであれば、僕もそれなりに描くことができる。でも、頭の中で思い出しながら描くってのが壊滅的に駄目なんだよなあ。時間を確保して練習し、いつかは上手く描けるようになろうってずっと思ってきた。でも、後延ばしにしていたらいつまでたっても取り組むことが出来ない。だから、この本を読むのをきっかけにしようと。
そのスタートがラクガキからだなんて、随分とハードルを下げたものだと思うかもしれないけど、僕はラクガキですらほとんどしないからな。少しでも抵抗を無くし、暇つぶしにでも描けるようになれればいいよな。まあ、そう思うこと自体、かなり身構えちゃってるわけだけど。もっと色んな本を読んでみよう。形から入るのが、僕には合ってるんだよな。