あたりまえだけどなかなかできない37歳からのルール
あたりまえだけどなかなかできない 37歳からのルール (アスカビジネス)
- 作者: 大木豊成
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 2011/05/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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スティーブ・ジョブズ「先を見通して点を繋ぐことはできない。振り返って繋ぐことしかできない。だから将来何らかの形で点が繋がると信じなければならない。何かを信じなければならない。直感、運命、人生、カルマ、その他なんでも。この手法が私を裏切ったことは一度もなく、私の人生に大きな違いをもたらした」
将来、自分が過去に行ったことが大きなものになって返ってくる可能性はあるが、やっていなかったことが返ってくることはない。役立つか役立たないかという考えではなく、後悔しないようにやっておく、という姿勢が必要なのだと思う。
仕事に役立つのは、「物事を整理する力」と「物事を推進する力」だ。前者は個人の力であり、後者はチームの力だ。
物事を整理する力をつけるには、マインドマップが役立つ。チームの力を引き出すには、ファシリテーションが役立つ。
感想
あんまり年齢別に分けたノウハウ本って好きじゃないんだけど。でも、前に読んだ「33歳からのルール」って本は面白かったし、自分の実年齢よりも上を対象とした本を読めば、今後の指針にもなるんじゃないかと思って読んでみた。残念ながら今回は、それほど響くものはなかったけど。
様々なジャンルの内容を一通り網羅しているので、一つひとつの分量が少ない。結果、自分には縁のない項目が多くなり、もっと深堀りしてほしいってところは、さらっと流れてしまい。やっぱりこの年齢になると、人生の方向性は様々に分岐しているからな。仕方ない面もあるんだろう。読み方を間違えたな。新しい知見を求めて読む本じゃなかった。自分が目こぼししている項目を再発見させるための本だったんだな。
ところどころ面白い部分はあった。スティーブ・ジョブズの言葉とか。最近は、自分を高めるためにやっていることが何に繋がるんだろうって思い、ちょっと活動が停滞気味になっている面があった。でも、見えている部分にしか取り組まなかったら、小さくまとまってしまうよな。僕に見えている部分なんて、ほんの一部だけなんだから。それこそ、スティーブ・ジョブズにだって未来は見えていなかったんだから。一見関連のないものが、ある日突然繋がり、化学反応を引き起こす。その時を信じ、行動し続けていこう。実を結ばなくても、「知る」ことは楽しいことだし。それに、やらずに後悔したくはないからな。
今年ももう終わりが見えてきたけど、今からだってまだまだやれることはある。さて、何をしようかな。