STEINS;GATE 円環連鎖のウロボロス
STEINS;GATE─シュタインズゲート─ 円環連鎖のウロボロス(1) (富士見ドラゴン・ブック)
- 作者: 海羽超史郎,huke
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2010/08/20
- メディア: 文庫
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STEINS;GATE‐シュタインズゲート‐ 円環連鎖のウロボロス(2) (富士見ドラゴン・ブック)
- 作者: 海羽超史郎,huke
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2011/03/19
- メディア: 文庫
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シュタゲ最高!やっぱりいいなあ!
シュタインズゲートはゲーム原作で、アニメ化もされた。アニメ化された作品でいえば、ARIA以来の嵌りっぷり。方向性は全然違うんだけど。並行世界とかタイムトラベルとか、そういう題材って好きなんだよな。2ch用語・文化にも抵抗ないし。というより、親しんできたほうか。
重複する世界線とか、ダル・まゆりのタイムリープとか、原作とはちょっと流れが異なる。それもなかなか良かった。「無数の世界線の主人公の『紅莉栖を救う』という執念が、今の主人公へと結実している」という設定とか。かなり胸熱。
そして、最後の最後、タイムリープの着信を受け取るかどうかという究極の選択を迫られる。主人公は何度も何度もタイムリープするけれど、それって、電話を受ける側からすれば、今の自分が消えるということを意味するんだもんな。逆の立場になってようやく分かる気持ち。存在が消えるという恐怖。自分の都合で過去や未来を変えるなんて、確かにおこがましいよな。たとえ相手が気付かないとしたって、それは人の生の否定に他ならない。
現実では、やり直しなんてきかないわけだけど。でもだからこそ、後悔のない道を選ばないと。世界には様々な可能性が溢れている。そして、この一瞬一瞬で、その無限にある選択肢をどんどん絞っていっている。僕は、無数の選択肢のうち最良のものを選んでいるか?後悔はどの道だってするのかもしれないけど、それでも「これしかなかった」って言えるほど納得できる、満足できる道を選んでいるか?そういうことを念頭に置きつつ、全力でこの生を味わっていきたい。なんて痛いことを思ったり。ご了承ください。
この本は、ゴールデンウィークの旅行に持っていって読んだ。旅行中に、小難しい本は読みたくないからな。電車やバスの待ち時間や移動時間で結構時間が取れたんで、全部読みきることができた。面白すぎて、どんどん読み進めたってのもあるんだけど。