40歳アリリタ(早期退職)達成者のブログ

メインは書評(自分語り)。色々と経験する中で自分の生き方が固まり、2014/11/02の記事を集大成に方針確定。2020年3月末、40歳にてアリリタ達成!

Social book reading w/CHIKIRIN (「ワーク・シフト」のtwitter感想会)

この本の書評は前にブログに書いたけど、その時に予告していたtwitter上での感想会が10/6に行なわれたので、それを受けて改めて考えたことなんかをまとめてみる。


まず、事前に行なわれたアンケートと、僕の回答は下記の通り。
Q1.産業革命と同等レベルの働き方の変化が起ころうとしていると感じるか? ⇒ 思わない
Q2.テクノロジーの進化は将来にどの程度影響すると思うか?(5=影響が大きい、1=影響が小さい)⇒ 5
Q3.グローバル化の進展は将来にどの程度影響すると思うか?      ⇒ 4
Q4.人口構成の変化と長寿化は将来にどの程度影響すると思うか?    ⇒ 3
Q5.社会の変化は将来にどの程度影響すると思うか?          ⇒ 3
Q6.エネルギー・環境問題の深刻化は将来にどの程度影響すると思うか? ⇒ 2
Q7.15年後、今よりもよりよい働き方を手に入れていると思うか? ⇒ 思わない

アンケート結果は「Chikirinの日記」参照(前半後半)。Q1について、産業革命と同等と考えている人は多いんだね。(61.7%)僕も働き方はどんどん変わって行くとは思っているけれど、そこまで行くかなあ。まあ、日本国内に限定して、日本経済が破綻するとすれば、明治維新や敗戦に匹敵する変化が起こるだろうけど。
Q7に思わないと答えたのは、現状かなり自由な働き方が出来ているので、これ以上を望むのは難しいかなと。絶対的な基準で言えば、15年後も働き方には満足していると思う。


「変化の要因5つ」について、どれが一番、影響が大きいか?大変そうか?
僕はテクノロジーの進化が一番影響があると思っており、一番期待してもいる。でも、twitterでは、2025年ではそこまで変化していないって意見が多かったな。同時通訳もそこまで進まないと。そうかなあ。確かに過去の変化は緩やかだったかもしれない。でも、AppleのSiriやgoogleの音声検索のようなサービスが開始され、今現在、膨大なデータの蓄積が行なわれている。これまでの開発過程とは桁違いの量の情報が。もう、あとは最適化するだけだろう。僕からしたらあと5年もしたら十分だと思ってるんだけどな。


グローバル化の進展について。この影響が大きいと考えている人は多かった。でも書評にも書いたように、どんなにグローバル化が進展しても日本人としての性向はそう簡単には変わらないだろう。その排他的な性向も。
ただ、日本経済が破綻したとしたら話は別。世界から支援が入ったとき、日本独自仕様を続けていくことは無理だろうから。一気に市場開放を迫られるだろう。グローバル化の影響ももろに受ける。僕の実力で世界レベルに伍していけるとは思えない。まずいなあ。そうなったら、日本人であることの需要を取り込んでいくしかないな。ある程度は残ると思うんで。


人口構成の変化は、僕が働く上での影響はそれほどでもないんじゃないかな。僕の定年時でもまだ1億人はいるだろうし。日本人の競争相手が減るってのは、逆にプラス。外国人が入ってきたとしたって、上流層は日本を選択しないだろうし。
年金支給年齢は上がり、定年が延びるという影響はあるけれど、少なくとも変化のギャップに苦しむことはない。ただ、若者の雇用率はますます厳しくなるんだろうな。若い人ほど海外に出て行くことになるんだろう。



「第一のシフト」について
結構悲観している人が多かった。問題は、どの程度のスペシャリストが求められるのか、だよな。会社内でのスペシャリストってことならまだ何とかなると思うけど、社外でも、ましてや海外でも通用するようなものを求められてはやっていけない。まあ、会社形態は残る、グローバル化の進展には制限があるってのが僕の立場なんで。日本というニッチで通用するものを考えていく必要があるな。
もちろん努力し続けていく覚悟はあるんだけど、どうしようもなくなれば、第三のシフトで考え方を変えてしまうしかないだろう。


「第二のシフト」について
これは心配している人と、自信を持っている人の両極に分かれていたな。僕も不安がある部分ではあるけれど。でもまあ、何とかなるだろう。


「第三のシフト」について
お金か経験か、と極端に考えている人が多かったけど、そういうものじゃないんじゃないかな。経済的に余裕のある人間だけが実現できるシフトではないと思う。実現度に差はあるとしても。人は容易に状況に流されるし、惰性を続けてしまう。後から振り返り、無駄な時間を過ごしたと後悔しないよう、今を主体的に生きること。しっかりと考えて自分の望みをはっきりさせ、それに沿って生きること。生存のためだけに働いている、生きているのではないんだろうから。(ここの論点とは違うけど、そういう人たちと競合しなくちゃいけないってのは、かなり厳しいよなあ。)


総まとめ
Amazonで幾人かの感想を読むことはあっても、これほど多くの人たちの意見を読む機会は初めてだったので、かなり面白かった。しかも、同じ危機感を共有している人たちだし。最後の発言はみんな前向きで、いいね。みんなから力をもらえるような感じ。こういう媒体での緩い連帯は心地いい。これが濃くなりすぎると、ちょっと窮屈になるような気もするし。こういう場が増えるといいよな。