40歳アリリタ(早期退職)達成者のブログ

メインは書評(自分語り)。色々と経験する中で自分の生き方が固まり、2014/11/02の記事を集大成に方針確定。2020年3月末、40歳にてアリリタ達成!

「やればできる!」の研究

「やればできる!」の研究―能力を開花させるマインドセットの力

「やればできる!」の研究―能力を開花させるマインドセットの力

しなやかマインドセット その根底にあるのは、人間の基本的資質は努力しだいで伸ばすことができるという信念だ。もって生まれた才能、適性、興味、気質は一人ひとり異なるが、努力と経験を重ねることで、だれでもみな大きく伸びていけるという信念である。
こちこちマインドセット 成功を決するのは才能。失敗は能力が劣る証拠。努力は才能なき者の悪あがき。


しなやかマインドセットの人が意気揚々としているのは、何かに全力で取り組んでいるとき。では、こちこちマインドセットの人はどんなときだろう。ものごとが完全に自分の手中にあって、順調に進んでいるときである。手に負えなくなると、たちまちやる気が失せてくる。


子どもをどのようにほめているだろうか。頭の良さや才能をほめてしまいがちだが、そうすると、こちこちマインドセットのメッセージを送ることになり、結果として、子どもの自信や意欲をそいでしまう。そのようなほめ方はやめて、どんな方法で、どれだけ努力し、どんな選択をしたかというプロセスに目を向けよう。子どもとのやりとりの中でプロセスをほめる練習をしていこう。



感想
値段の10倍得する本」の第9弾。しなやかマインドと、こちこちマインドについて。
初めは、僕はどちらかといえば「しなやかマインド」のほうだろうと思っていた。望みさえすれば、ある程度の地点までは伸ばせるって。対象への興味の強さと持続力が、どこまで伸びるかを決めるって。「引き寄せ」の力も信じている。


なんだけど、読み進めるうち、僕にも結構「こちこちマインド」の部分があるんだなあって思わされた。しなやかマインドの色々な特徴を説明されて、「そこまで前向きにはなれないなあ」と。純粋すぎるというか、挫折の経験がないんじゃないのか?とか思ったり。
あと、僕は管理するのが好きだしな。全てを知りたい・把握したい・操作したいって欲求もあるし。これは、今後そうなっていきたいってことで、「しなやか」に含まれるのかもしれないけど。


まあどちらにせよ、人には色々な面があるからな。そういう自分を自覚・認識するのは大切なことだよな。自分を正しく評価できないことには、変えようもないし。マインドを変えることでより良い結果が得られるのならば、少しずつでも取り入れていきたい。


「才能よりも努力を褒める」というのは、人を教える際に気を付けていきたい。才能を褒めると失敗を恐れるようになるってのは、自分自身に当てはめてみても良く分かる話だからな。教育者自身のマインドセットは、容易に伝染してしまう。本当、教える立場ってのは難しいよね。まあそれも、初めから完璧な人はいなくて、しなやかマインドでもって成長し続けていくものなんだろうけど。