40歳アリリタ(早期退職)達成者のブログ

メインは書評(自分語り)。色々と経験する中で自分の生き方が固まり、2014/11/02の記事を集大成に方針確定。2020年3月末、40歳にてアリリタ達成!

歴史が面白くなる東大のディープな日本史

歴史が面白くなる 東大のディープな日本史

歴史が面白くなる 東大のディープな日本史

中世は院政後三条天皇の親政)が始まった11世紀ごろから。そのころの日本社会は、朝廷による中央集権的な全国支配が機能不全に陥り、実力社会に移行しつつあった。権力が分散した状況。中世には、全国を一元的に支配する権力者は存在しませんでした。鎌倉時代も、武家(幕府)と公家(朝廷)による二元的な支配が行われていたと捉えられています。幕府が朝廷を圧倒していたわけではなかったことは、北条氏が将軍として認められなかったことからも明らかでしょう。室町幕府の力はぜい弱なものでしたし、戦国時代にはもちろん大名が群雄割拠していました。


織田信長豊臣秀吉による天下統一以降が近世。一元的な権力の出現。



感想
一時期Amazonで人気になっていたこともあったし、本屋で目に付いて面白そうだと思ったので、読んでみた。東大の入試問題ってことだけど、問われている知識レベルはそうそうマニアックなものではなく、「知らなかった」って内容はあまり無かったかな。ただ、暗記では終わらない、出来事の意味や流れをきちんと理解していないと解けない問題で、ここら辺はさすが東大って感じか。こういうのが解けるほど、総合的・統合的な理解を自分のものとしたいよね。
引き続き、日本史に親しんでいきたい。