40歳アリリタ(早期退職)達成者のブログ

メインは書評(自分語り)。色々と経験する中で自分の生き方が固まり、2014/11/02の記事を集大成に方針確定。2020年3月末、40歳にてアリリタ達成!

不思議の国のアリス

不思議の国のアリス (角川文庫)

不思議の国のアリス (角川文庫)

訳者あとがき
不思議の国のアリス』には言葉遊びがあふれています。この翻訳では洒落のみならず、詩のライム(脚韻)に至るまで、その楽しさがわかるように訳出を試みました。オリジナル・メロディーにのせて歌えるように工夫もしました。


ちょうどシェイクスピアが言葉遊びやライムやリズムなどを使って劇的世界を形成したように、キャロルの世界でも、言葉の字義的な意味のみならず、音の響きが大きな意味を持っています。また、ノンセンス−意味の不在−という点でも、シェイクスピアとキャロルは重なります。一見低レベルな言葉遊びが哲学的・論理的思考と結びつき、ばかばかしいのに高尚であり、笑えるのに深遠であるといった特徴が、シェイクスピアと同様、キャロルにもあるのです。



感想は、続編の「鏡の国のアリス」と合わせて。