多眼思考

多眼思考 ~モノゴトの見方を変える300の言葉! ~

『生きること』
「やればできるのに」って言葉も嫌い。「持ってる能力を使わないのはもったいない」という言葉は、「持ってるお金を使わないのはもったいない」と同じくらい下世話な言葉だと思う。

あたしに必要なのは「自由であること」。それを犠牲にしてまで手に入れたいモノは何もありません。
でもね、自由に生きたい人なんてほんとは少数派なんです。多くの人は縛られて生きるほうが圧倒的に幸せです。私だって、そういう人生が（最初から）手に入っていたら、そう生きたと思う。

『働くこと』
大丈夫。人生はなにかを成し遂げるためにあるんじゃなくて、楽しむためにあるんだから。

『自立＆未来へ』
「孤独」をきちんと知っておくことは大事だよ。その時、自分がどういう気持ちになるのか、どれくらいつらいのか（つらくないのか）、そういうことを知って、いつでも向き合えるようになっておいたほうがいい。よほど強い人以外は。

感想
ちきりん本。ツイッターにあげていた文章を、分野ごとにまとめた本。ツイッターの文章ではその場限りの思考になってしまうところ、やっぱりこうして本の形でまとめてくれると、まとまった思考を構築できるからいいよね。本当は、どんなささいなきっかけからでも思考を構築し、それを形に残せるのがいいんだろうけど。

項目として上に挙げた以外に『社会』『少子化と高齢化と男と女』『ビジネス』『ぐろーばりぜーしょん』ってのがある。僕の心には引っ掛からなかったけれど。
こうしてみると、僕は社会的な事象にも大した関心がないんだな、というのが分かる。それが自分に影響を及ぼすことであれば注視するけれど、そうでないとなればどうでもいい、と思ってしまう。こういった項目については、一時期調べ、影響は少ないまたは回避できるとの判断を下した。だから、関心が低くなった。
この点からも、ちきりんの読者対象から外れつつあるんだなあ、と感じるね。結局は自分にしか関心がない、ってことなんだから。

まあ、自由を求める性向とか、楽しむことこそ人生の目的とか、ぴったり一致している面もあるんだけどね。今後とも、チェックはしていってしまうんだろうな。それも楽しいんだから、問題はない。