竜馬がゆく
- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1998/09/10
- メディア: 文庫
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このたびようやく、日本人なら誰もが知っている名著である本書を読むことが出来た。存在はもちろん知っていたけど、何故か読む機会がなかったんだよな。夏休みに高知旅行に行くから、というキッカケがなければ、さらに読書が遅れていたかも。まあ、結局諸事情により高知には行けなかったんだけど。来年再挑戦しよう。来年は明治維新150周年というキリのいいタイミングなんで、こうなって良かったのかもしれないね。
評判通りの面白さで、一気に読むことが出来た。坂本龍馬について概略はもちろん知っていたけど、細部に触れたのはこれが初めて。今まで欠けていた部分が、今回の読書によってどんどん埋まっていくのを感じられたのは、なかなかの快感だった。
この内容を額面どおり受け取ってしまえば、竜馬ファンになるのも当然のことだろう。時代の先を見通す目と、一人でコトを成し遂げ、未来を切り拓いた実績。超人以外の何者でもない。世間一般で信じられている人となりをようやく掴むことができて満足だ。
そしてこの後は、逆の立ち位置からの明治維新についても触れていく予定。物事を多面に見ていくことは大切だし、ある程度断片的に耳に入ってきている知識もあるんで、楽しい読書になりそうだ。