能楽入門①②③
能楽入門〈1〉初めての能・狂言 (Shotor Library)
- 作者: 三浦裕子,横浜能楽堂,山崎有一郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1998/12/01
- メディア: 単行本
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能というのは、ストーリーも大切だけど、ひとりの人間の感情をひとつだけ表すということが、もっと大切なんです。
確かなものなどなく、何を信じていいのかわからない。だからこそ、いつの世にも変わらぬ人間の本質を描く古典が大事なんだと思うのです。日本の歴史の中でも、最も不安に満ちた中世に、人の生死を鋭く見つめる人々によって生み出され、600年の時をかけて磨き上げられてきた能。その在り方と意味とをじっくり考え、能の本質を伝えていきたいと考えているのです。
初めてでも必ず楽しめる古典案内
道成寺、土蜘蛛、船弁慶、羽衣、葵上、猩猩、経政、翁
感想
前に能のガイドブックを読んだんだけど、その敷居の高さを感じてしまって入り込めなかった。今回、入門書をまとめて3冊読んでみた。背景知識の説明だけでなく、シテや四拍子など演者のインタビューも載っており、ちょっとは馴染めたかな。
能の見方のアドバイスも得られたし。お勧めの演目が挙げられていたので、この中から選んでみてみようかな。あと、梅若さんって人が能楽界の第一人者とのことだったので、この人が演じているときに。やっぱり最初に観る舞台ってのは、その後の印象を左右する大事なものだと思うので、出来るだけ条件を整えて臨みたいよな。