ソードアート・オンライン １

ソードアート・オンライン1アインクラッド (電撃文庫)

ナーヴギア。それが、「ソードアート・オンライン」を動かすゲームハードの名前だ。ナーヴギアのインタフェースは一つだけだ。頭から顔までをすっぽりと覆う、流線型のヘッドギア。その内側には無数の信号素子が埋め込まれ、それらが発生させる多重電界によってギアはユーザーの脳そのものと直接接続する。ユーザーは、己の目や耳ではなく、脳の視角野や聴覚野にダイレクトに与えられる情報を見、聞くのだ。それだけではない。触覚や味覚嗅覚を加えた、いわゆる五感の全てにナーヴギアはアクセスできる。

アスナ「確かにここは仮想の世界で、目に見えるものはみんなデータの偽物かもしれない。でも、わたしたちは、わたしたちの心だけは本物です。なら、わたしたちが経験し、得たものだってみんな本物なんです」

感想
今現在アニメ放送されているこの作品。仮想現実モノって大好きなんだよね。早くそんな世界が来ないかなって思ってるし。この作品では、2022年にネットへの「フルダイブ」が実現したことになっている。本当にそうなるといいよなあ。その可能性があるだけでも、僕にとって未来は薔薇色だよ。確実にド嵌りするだろうなあ。フルダイブでMMOなんてプレイしたら確実に廃人になりそう。MMO自体、それが怖くて手を出していないのに。

そんなわけでこのアニメを視聴中。ラノベ原作が氾濫している昨今だけど、結構丁寧な作りで好感が持てる。早く続きが知りたくて原作を予約。原作からアニメに入ることはあっても、その逆は無かったな。仮想空間に閉じ込められるってのは、よくある設定ではある。でもそこは、僕の嗜好による補正がかかったかな。アニメの出来の影響も大きいけど。
人気作だけあり借りるのに結構時間がかかったけど、終了までに間に合った。そして一気に読破。話的にはこれ一冊で完結したので、すっきりした。これで最終話までドキドキしないで済む。まあどっちがいいかは分からないけどね。一週間を心待ちにするのも、それはそれで楽しい経験だし。
原作はこれ以降も続いているみたい。相変わらず図書館で借りるのには時間がかかりそうだけど、ゆっくりと読んでいくことにしようかな。