知識創造企業
- 作者: 野中郁次郎,竹内弘高,梅本勝博
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 1996/03/01
- メディア: 単行本
- 購入: 13人 クリック: 103回
- この商品を含むブログ (69件) を見る
トップに座る人間は、世界を知識の視点から見る能力、組織の中に埋もれている知識の力を動員する能力、創られた知識の正当性を判断する能力を持たなければならない。トップ・マネジャーは、自分の志の高さと組織の意図が、企業の創る知識の質を決定することを知っていなければならない。
感想
経営論や戦略論とかの本を読み漁っていたときに、この野中さんについて知った。この分野での結構な大家らしいので一度読んでみたいと思ってきた。今回、ようやくその機会を得ることができた。この本は96年に発売された本であり、内容が今とマッチしていない部分も多いのではないかと心配だったが、なかなか参考に出来る部分が多く、有意義な読書を楽しむことができた。
知識創造のための仕組みを解説し、その環境を整えるための提言をしている。なかなか面白いが、具体的に何が出来るかというと、そういうのは少なかったかな。トップやマネジャーの立場にいる人が意識しなければいけないことが多く書かれていたし。といっても、末端の僕にでも当てはまる部分もあったし、知識として温存するのではなく、出来る部分は意識して活用していきたい。