- 作者: 藤田晋,日経ビジネスアソシエ
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2009/04/27
- メディア: 単行本
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ビジネスの場では「沈黙は金」ではありません。やりたい仕事や上に引き立ててもらうチャンスを、「弁の立つ人」に奪われてしまうことがあるからです。自己主張や自己PRのできる人が、望む仕事を優先的にさせてもらいやすく、出世もしやすい仕組みが会社の中にはあるのです。
上司にしてみれば、部下一人ひとりに「君はどうしたいのか、何をしたいのか」といったことをいちいちヒアリングするより、部下から「私はこの仕事をしたい」と主張してもらう方が、単純に楽です。そうしてくれれば、何人もいる部下の中から、その人の意欲や能力に注目しやすい。だから、結果として自己主張する人は抜擢されやすいのです。
上手に言ったとか、いいタイミングで言ったかどうかより、「やりたいと言っていた」から、上司は部下を引き立てるのです。
プレゼンテーションで一番大切なのは、自分ではなく、聞き手にたくさんしゃべらせることです。用意した資料を追うのに精一杯で、自分だけが滔々としゃべったがために、大して盛り上がらずに終わる。これが失敗するプレゼンの一番多いパターンです。
プレゼンが上手な人は常に相手と会話しながら、話を進めます。人は説得しようとしても簡単に言うことを聞いてはくれません。相手を話に巻き込むには、自分がぺらぺらとしゃべるよりも、相手に話をさせ、自ら考えてもらうようにする方が、ずっと効果的です。プレゼントは話すことではなく、実は聞くことだと言ってもいいでしょう。相手から話を聞き出して、そこに自分の話を乗せていくのがプレゼンなのです。
感想
いくつか参考になる部分を見つけることができた。特に、上司にはやりたいことを自己主張したほうがいい、というのは納得できた。僕の上司も以前、「お前はやりたいことを言ってくれるから助かる。他の人は何がしたいのか分からない。このまま現状維持でいいと思っているんだろうか。」と言っていたことがあった。やっぱり、どの上司にとってもそうなんだな。今の僕も、内心やりたいと思っていることがある。でも部署の目的に沿っていないことなので言っていない。そういうことでも、何のタイミングでチャンスが来るか分からないから、言っておいたほうがいいんだろうな。資料はまとめてあるので、機会を捉えて説明したい。
あと、「プレゼンは自分ではなく相手に話させる、そうすることで考えさせ納得させることができる」ってのはなるほどなあ。確かに相手を巻き込まないと、本当、孤立したみたいになっちゃうからな。「自分」対「聴衆」という対立構造ではなく、「問題や提言」対「自分と聴衆」というように同じ側に立って見ていくように持っていかないと。頭で分かってもすぐに出来る事ではないけれど、相手を巻き込むように意識して取り組んでいきたい。といっても、そんなに頻繁にある機会じゃないんで、なかなか難しいんだけど。