40歳アリリタ(早期退職)達成者のブログ

メインは書評(自分語り)。色々と経験する中で自分の生き方が固まり、2014/11/02の記事を集大成に方針確定。2020年3月末、40歳にてアリリタ達成!

人生の法則−「欲求の4タイプ」で分かるあなたと他人

人生の法則 「欲求の4タイプ」で分かるあなたと他人

人生の法則 「欲求の4タイプ」で分かるあなたと他人

「法則型」の基本欲求は『ワカラナイのがイヤ!』だ。だから、彼らは知識やデータを蓄えるために骨身を惜しまない。
物事の仕組み・法則を自分なりに理解したり、発見したり、推測したり、仮説を立てたりすることに喜びを感じるタイプです。自主性が強く、何をするにも理由が分からないとイヤ。
常に一歩引いているニヒリスト。現実をシビアに判断できる参謀タイプとして活躍する人も多いです。
やれることしかやらないし、逆にやれないことまで手を出すことをはずかしいと思ってしまう。
法則型は心が乱されるのを非常に嫌います。安定状態を求める。だから、行動パターンも決まっている人が多いですね。
法則型の人は感情的になりにくい。話をしていても興味がある部分だけに反応します。興味がない話は徹底的に「どうでもいい」という表情をして、自分の好きな話になった瞬間に熱く語る。
法則型の人生とは「6割とか5割の力で生きる」ということ。常に低温です。低温でも生きていければ十分、それが法則型の世界観です。そんな法則型ですから、もちろんハングリー精神はありません。だから本人が一番気にしているのは、「自分は熱くなれることがないんだろうか。自分は燃えるような恋ができないんだろうか」です。答えましょう。一生、熱くなることはありません。安心して諦めてください。


4つのタイプが揃ったときが、最も効率よくプロジェクトが進行する。理想型はテーマ担当。注目型は、お客さま目線担当。司令型は、具体的な成果を求める。法則型は、システムを効率よく、摩擦なく、組み上げるのが得意。人それぞれの能力、かけられる時間、使える予算、確保できる場所、そういう条件を正確に評価する。すでにあるシステムの穴を見つけ、同じミスを繰り返さないよう、穴を補えるように動ける。



感想
岡田さんの本、第二弾。この本も面白かった。もともと性格診断みたいな本は好きだしね。チェック項目によって、人を「司令型」「理想型」「注目型」「法則型」の4つの欲望のタイプに分類する。僕の結果は「法則型」だった。これはまあ、やる前からそうだろうなあとは思ってたんだけど。でも、そのタイプの説明がドンピシャで当てはまり、笑ってしまった。


まず、「自分の本当にやりたいことはありません。まさに理想の参謀役、それが法則型です。」ってのがその通り。基本、「こうしたい!」っていう熱い思いは無いんだよな。現状問題ないなら、それでいいんじゃないの?既に発生している問題があるのなら、そういうのを解決するのは好き。やることがはっきりしているもんな。他の人を引っ張るというよりは、助言したり支えたりするタイプ。司令型がしっかりとした目標を立ててくれれば、それをしっかりとサポートするのになあ。
とはいえ、自分自身に関することであれば、問題が起こるまで待つようなことはしない。積極的に将来を予測し、それに対して備えようとする。同じような当事者意識を持つようになれば、仕事への接し方も変わるのかもしれないけど。ここには、「やれることしかやらないし、やれないことには手を出さない」っていうのが関わってくるんだろうな。現時点での権限とか、影響を及ぼせる範囲とか、担当範囲とか。今までの仕事っぷりを振り返ってみても、自分自身でコントロールできることにはやる気を出して頑張っていたし。でも、それを超えて動けるようにならないと大きな成果は上げられない。これは今後の課題だろうな。


法則型のプロジェクトでの役割が、僕がしたいことそのままで、これにもびっくりした。これって、ブログの自己紹介に挙げている目標まんまだもんな。方向性は合っていたんだなって分かって、ちょっと嬉しい。


一番爆笑したのが、「本人が一番気にしているのは、『自分は熱くなれることがないんだろうか』です。」のくだり。まさにこういうことを考えていたんだよな。今まで、「100%の全力で頑張った」って記憶がない。部活も、大学受験も、就職活動もそうだし、仕事においても。もちろん、瞬間的に頑張ることはあるけれど、ある程度継続して全精力を傾けたことがない。なんとなく突破してしまったというか、そこまでしなくて済んだというか。「やれることしかやらない」からね。到達不可能な目標を設定しなかったんだよな。別に、手を抜いているわけではないんだけど。だから、限界を超えて本当に熱くなれることを探していた。そのために、色々な本を読んだり、体験をしたりしているって面もあったし。
それが、「一生、熱くなることはありません」だもんな。ばっさり。切れ味良すぎて、なんかすっきりしちゃったよ。それならそれで、まあいいかなあ。ここであっさりしちゃうのも、熱さが足りない証拠かね。


ほかにも、他のタイプの性向や、こっちをどう思っているのかなんかも分かって面白かった。是非とも役立てたいところ。うちの上司はどのタイプなんだろう。多分、我が道を行く「理想型」のような気が。そうだとしたら、法則型の僕とは相性良くないんだなあ。まずいなあ。まあ仕方ないけど。
最後のミームについての話もなかなか面白かった。