40歳アリリタ(早期退職)達成者のブログ

メインは書評(自分語り)。色々と経験する中で自分の生き方が固まり、2014/11/02の記事を集大成に方針確定。2020年3月末、40歳にてアリリタ達成!

人材開発マネジメントブック

人材開発マネジメントブック―学習が企業を強くする

人材開発マネジメントブック―学習が企業を強くする

戦略目標を達成するための長期的人材開発を教育部門だけで担うことは、もはや不可能になってきている。各現場レベルにも人材開発機能を担うだけの能力を備えるべきである。刻々と変化する経営環境に合わせた戦略を実行するには、全社共通の人材開発プログラムでは追いつかない。タイムリーに現場がニーズに合わせた人材開発を行なえなければ、その局面における競争で敗退するだろう。各事業部門に人材開発機能を持たせ、本社の人材開発部門は彼らを支援するスタッフ機能を担うことも必要かもしれない。


リーダーが行なうのは場における情報の編集なのである。情報の編集者としては、プロセスに責任を持たねばならない。情報を引き出し、つなげ、加工し、仕上げるという一連のプロセスをおこなうのである。学習の場と実践の場が融合しているという「実践コミュニティーモデル」を前提とすれば、それも当然なのである。
以上のように、現場でリーダーすなわち上司は、業績目標を達成しつつ部下の成長を促す責任がある。部下の成長に視点を当てれば、OJTとは、「職場における上司による部下指導」ではなく、「職場で自発的に学びあう場づくり」と再定義すべきであろう。


感想
人材開発に関する本の二冊目。結構専門的で難しい内容だったけど、かなり興味深かった。これは僕としても目指していきたいと思っている方向性なので、よく理解し、実践していけたらいいなあ。
部署内で情報交換・共有を活発化させるためにはどうすればいいのか、色々と試行錯誤してみたい。