40歳アリリタ(早期退職)達成者のブログ

メインは書評(自分語り)。色々と経験する中で自分の生き方が固まり、2014/11/02の記事を集大成に方針確定。2020年3月末、40歳にてアリリタ達成!

新・プラットフォーム思考

たった一人で組織を動かす 新・プラットフォーム思考

たった一人で組織を動かす 新・プラットフォーム思考

新・プラットフォーム思考リーダーとはどんな人材か
・多様な考え方を理解し、顧客のニーズを把握するだけでなくその場で問題解決を行う思考力を持つ
・自社の製品やサービスが満たしている「本源的欲求」がなにかを認識・把握できる
・顕在化していない次のニーズを予想できる
・国内外を問わず競合商品やサービスの動きを迅速にとらえられる
・IT化やグローバル化、技術革新の動きなどを正確に認識できる
・それらを戦略として経営層にフィードバックすることができる
・そのビジネスモデルを構築・実行できる
・さらに企業の枠を超えたアライアンスを推進できるエバンジェリストともいうべきコミュニケーション力、人脈力を持つ


プラットフォーム理論に基づいたチームを築き上げるための鉄則
1.若い人を一人の人間として認め、リスペクトする
2.まずはビジョン&ミッションを理解する
3.ランチ雑談ヒアリングで、個々を把握する
4.「自分の強み」を発見してもらう
5.適材適所でプロを育てる
6.放任と管理のバランスをとる
7.3ヶ月以内に、一目置かれる成功体験を作る
8.小さな仕事をおろそかにさせない
9.ベストプラクティスや情報・名刺を共有する
10.ベストプラクティスを競い合う仕組みを取り入れる
11.ほめてばかりいる必要は無い
12.仕事の最大の報酬は「仕事」。サラリーマン根性を捨てる
13.苦手な上司や部下にこそ話しかける
14.説得せずに相談する
15.自分だけの手柄にしないでまわりに感謝する


感想
この考え方が有効なのは分かる。自分の会社の上司や部下だけでなく、顧客や他社の社員など周囲の多くの人を巻き込み、共に盛り上げていけるようなプラットフォームを構築できれば、相乗効果でものすごいことができるだろう。なんだけど。現状、自社内の他部署どころか、自部署の中の連携すら取れていない状況では夢物語でしかないよなあ。もちろん、自分の立ち位置から出来ることをどんどん提案して、少しずつでも理想の状態に近づけていく努力はすべきなんだけど。
プラットフォーム理論に基づいたチームを築き上げるための鉄則のうちの、4番と5番っていいよな。個々の人の強みを見つけ出し、それに沿った形で成長を促していければ、全体として大きな力を築き上げることができる。こういうこと、やっていきたいなあ。本人の資質に合っていないことを割り振られ、十全の力を発揮できていない例が多すぎるからな。能力として高いものを持っているのに、本当にもったいない。ここを改善できれば大きく成果が変わると思うんだけど。
理想と現実は得てしてかけ離れたものだけど、実行・修正を繰り返すことでどんどん良くしていけるだろう。担当決めや人材育成までは自分の範疇ではないのでどうしようもないけど、その機会が訪れた暁には、是非そのことに取り組んでいきたい。その日まで、この思いを忘れず、今は自分に出来ることを追求していきたい。リーダーとしての資質を磨いていくことは今でもできるからな。