40歳アリリタ(早期退職)達成者のブログ

メインは書評(自分語り)。色々と経験する中で自分の生き方が固まり、2014/11/02の記事を集大成に方針確定。2020年3月末、40歳にてアリリタ達成!

17歳のための世界と日本の見方−セイゴオ先生の人間文化講義−

17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義

17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義

人間文化史の一番最初に出てきたものが宗教で、そのあとに舞踊や哲学や建築が生まれ、四番目くらいに文芸が出てきますが、こういうものが出てきたことの背景には、つねに理性の脳がいかに本能の脳の暴走を抑えるか、どのように鎮めるかという闘いがあったと見ていいと思います。

イエス・キリストエッセネ派に属していたのではないか、あるいは親近感をもっていたのではないか。

ルネサンス時代は一つの世界(宇宙は一つ、神を中心にして完全に調和しているもの、秩序をもったもの)、バッロク時代は二つの世界の対比(キリスト教的な右中間と、科学上の発見との両立)。

侘びは負の表現方法。何もないからこそ、想像力で大きな世界を見ることが可能になる。


感想
世界の歴史を横断的に見る、というような話かと思って読んでみたんだけど、若干違っていた。でもかなり面白かった。やっぱり物事は色々な面から見ないとなあ。色々な発見がある。そうしないところには発展がない。停滞する。僕も固定観念を持つのではなく、色々なものを取り入れ、柔軟な思考ができる人間であり続けたい。読む本も偏らず色んなジャンルに挑戦したい。でも強みも作りたいし。まあ、そこもバランスなんだろう。