この人はなぜ自分の話ばかりするのか 応用編

この人はなぜ自分の話ばかりするのか 応用編―印象を決める四つの法則 (ヴィレッジブックス)

同じような価値観や経験、理想や目標、行動様式を持っている人同士、さらには身体的な魅力が同じくらいの人同士の関係が一番強く、満足でき、長続きするという調査結果がいくつもある。自分と相手の相似点や相違点の度合いが、相手に抱く印象の良し悪しを決めている。
人は皆自分に似た人に好意的な印象を抱くので、相手にいい印象を与える方法の一つは、その相手を模倣することである。相手の服装や持ち物、声、話し方、行動様式などを真似してみる。そうすれば相手はあなたを認めてくれるだろう。

人にいい印象を与えるには、「信頼」「思いやり」「謙虚」「有能」の四つの特性を表現することが必要である。
信頼：人に信頼してもらうためには、正直であると同時に頼りにならなければならない
思いやり：心から他者への関心を寄せる
有能：率直さ、一貫性のある考え、熱意、イニシアチブ、体格、話し声の質、決断力

感情を隠すと、本当はそうでなくても、他人の目には無関心、無感動、冷淡に見えてしまう。確かに感情を表に出さなければ、弱みを見せなくて済む。しかし、それでは他人はあなたと付き合いたいとさえ思わなくなるかもしれない。感情表現の豊かさは自信や知性があり、有能であり、信頼できるという印象を強め、より効果的なコミュニケーションをも可能にしてくれる。

成功の原則
今日始めなければいつまでも始まらない、新しい気持ちで臨む、高い目標を持つ（少しだけ良くなればいいと思っていると、本当に少ししか良くならない）、目標に一歩ずつ近づく、忍耐と努力は不可欠（どのくらい投資したかによって結果が決まるのである）、習慣づける、あきらめない

感想
この本の前作がかなり面白かったため、その続編を読んでみた。前作は、相手の特徴を見極めるための方法についての記述だったが、今回は、それを自分に当てはめ、どうすればより良く見られるか、を扱っている。４つの特性それぞれについて、今後改善していける点が分かったので、取り入れていきたい。特に、僕は内気な性格なため、姿勢や声の大きさ、感情の込め方などを意識して、印象を変えていきたい。